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品質管理ってなに?システムテストとはどういうこと?

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2022年06月20日

品質管理・システムテストとは、完成したソフトウェアに対して実際に動作する際と同じような環境を構築して動作テストや耐久テスト、動作仕様テストなどを行い、バグなく動作するか、不具合がないかを確かめる作業のことを指します。

そしてこうした作業を担当するエンジニアのことは、総称してQA(Quality Assurance)エンジニアなどと呼ぶこともあり、プロダクトがユーザーに出る前の最終段階として重要な役割を担うのです。

業務内容としてはまず、完成した製品に対してユースケースや想定される環境を設定して、どのようなテストを構築するかを企画するところから始まります。

実行の前段階でしっかりとしたテストを企画することで、バグや不具合を見逃さない品質チェック・テストが可能となるのです。

そしてその次に、実際にテストを実行して結果を開発部などにフィードバックする作業を行います。

このシステムテストや品質管理がしっかりと行われなければ、ユーザーに不利益が出るだけでなく企業の悪い評判にも繋がってしまうため、QAエンジニアが非常に重要な役割を担っていることが分かるでしょう。

品質管理・システムテストスキルを身につけるには

品質管理やシステムテストを行うために必要なスキルとしてはまず、プログラミング言語に対する理解と実装するための力が挙げられます。

システムを動かしているコードを読み解いてテストを設計し、結果に対してレビューを行うQAエンジニアには、プログラミングに関するスキルは必須なのです。

こうしたスキルを身につけるためには教材や参考書での学習の他に、自身で何かサービスを作ったり、システムを実装したりする経験が必要かもしれません。

開発する側の立場や技術について理解が出来ていなければ、品質チェックやテストも行えないのです。

また、テスト技法や品質マネジメントについての知識・理解も、QAエンジニアとして活躍するためには必要なスキルと言えます。

テスト設計のために、まずどのようなテストがあるのかを知っている必要がありますし、品質保障のためにはISOなどの取得方法を抑えておく必要があるのです。

こうした力を養うためには、下記で紹介するような資格取得とともに知識を増やしていくことが大切でしょう。

また、ソフトウェア製品全体について理解をすることで、テストや品質管理についても素早く理解が出来るようになるのではないでしょうか。

品質管理・システムテストスキルに関連する資格と勉強方法

品質管理・システムテストスキルを担保する資格としてはまず、JSTQB認定テスト技術者資格という、レビュー評価からソフトウェアテストに関する知識を問う資格が挙げられます。

国際ソフトウェアテスト資格認定委員会であるISTQBとの連携がある資格であるため、グローバルに通用するレバレッジが効くという意味でも、取得がお勧めできる資格と言えるでしょう。

この資格の勉強方法としてはまず公式サイトで学習要項を読んだ後に、対策本や参考書を使って学習を進め、Web上にある小テストなどを使って確認を行っていくことがお勧めです。

また別の資格として、一般財団法人日本科学技術連盟が運営しているソフトウェア品質技術者資格認定という資格も、ソフトウェアやシステムの品質を管理してチェックするというスキルを保証してくれるものとなっています。

ソフトウェア品質の基礎知識、テスト技法、レビュー技法などが広く問われるこの資格を獲得するためには、公式サイトで過去の出題問題をチェックしつつ、参考書などで学習を進めていくことが効率的です。

自身の理解を確かめながら1つずつ学習を進め、資格取得を目指してみてください。

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