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公開案件数 2774 件(03/29更新)

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組込み・制御系開発とは

組込み・制御系開発とは、家電製品や電子機器など独立した機械の中に組み込まれているコンピュータなどを動かす役割を指すものです。
それぞれ、組込みエンジニアは機器の中にコンピュータなどを組み込んで、何かしらの動作や処理を行わせるための開発を行い、制御系エンジニアは、そうしたコンピュータ・マイコンを想定された状態で動作するように制御するための開発を行います。

例えば、炊飯器などの家具では、「早炊きボタンが押されたら、この出力を解放して〇〇分で炊きあげる」といった組込み・制御を行い、冷蔵庫などでは「外気の温度に合わせて冷気を調整したり、風向きを変更したりする」といった開発を行うのです。

こうした開発を行うエンジニアは、サーバーエンジニアやソフトウェアエンジニアと異なり、一度商品に機器・マイコンを組み込んだら、その商品に関しては基本的に再び関与することができません。

そういった点で、日々の管理運用やバグ点検・対応などの業務はありませんが、技術のアップデートや最適な組込み・制御を日々考えて、制限のある機器の中に入れ込むという難しい業務を行わなければいけないのが、この仕事なのです。

組込み・制御系開発スキルを身につけるには

組込系の開発には、JavaやCなどの言語が使われるため、それらに関する理解や経験もある程度必要となってくるでしょう。
Javaに関してはオブジェクト指向かつ汎用性が高いため気軽に使用することが出来ますし、Cに関しては基本的な言語として有名であり、コンパイラの動作も想定しやすいという点で利用しているエンジニアが多いようです。
書籍などを用いた勉強はもちろん、トレーニングボードなどを使って実践的な訓練を積んでスキルを磨いて、言語を使いこなせるようになると良いですね。

また、ハードウェア機器に関する知識とトレンドへの理解が挙げられます。
製造する機器に組み込まなければいけないマイコンのスペックや機能、今後のアップデート予想までしていなければ、効率のよい開発ができないのです。

自分に向いている職種や言語も踏まえながら、IoTやハードウェアについて理解を深めてつつ、言語・フレームワークなどに対する継続的な学習をしてみてください。

組込み・制御系開発スキルに関連する資格と勉強方法

組込み・制御系の開発スキルを評価してくれる資格としては、、一般社団法人組込みシステム技術協会が主催する「ETEC(組込み技術者試験制度)」が挙げられます。
この試験には、エントリレベルとされているクラス2と、ミドルレベルとされているクラス1の2種類のグレードがあり、クラス2では組込みソフトウェア開発に関するある一定以上の知識が問われ、クラス1ではそれに加えてより上流の設計能力や実装能力、プロジェクトマネジメント力などが問われます。

まずはエントリレベルのクラス2から始め、開発プロジェクトを引っ張っていくような立場・能力を求めている方はクラス1への挑戦を目指してみてください。

資格の勉強方法としては、オーソドックスに関連書籍や参考書を購入して地道にやっていくことが一番吉と言えます。

また、それぞれの分野に関して一般社団法人組込みシステム技術協会が参考書や分かりやすい書籍を出版しているようなので、自らに弱点や抜け漏れがある分野があると感じた際には、そういった書籍を用いて弱点の克服に取り組んでみてください。

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