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IT技術者インタビュー

IT技術者インタビュー Vol.02

お待たせいたしました。「ご就業中のIT技術者インタビュー 」の第二弾です。現在はPMOとして活躍されております、Mさんのインタビューを公開致します!!

Mさん(40)
福岡での正社員経験を経て、上京後フリーに。元々はシステム開発に携わっていたが、現在はインフラプロジェクトのPMOとして活躍中。

人の繋がりを多く持てたことが、大きな財産になっています。

:なぜフリーエンジニアの道を選ばれたんですか?
強く動機があってこの道を選んだわけではないです。ただ、10年くらい前まで正社員として勤めていた会社を辞めた時に、改めて正社員として仕事に就くことに躊躇がありました。
もともと、福岡で正社員だった時に、客先常駐の開発案件を多く担当していたのですが、夜遅い勤務が続いてたんですね。自社の担当の方ともそのことで何度か話をしたんですが、願ったような改善がなされず、徐々に信頼関係がなくなってきてしまい、結果として退社することになりました。
退職後、2~3ヵ月ブランクがあったので、とにかく仕事に就かなければという思いが強くありました。またブランクを空けすぎてしまうと、仕事が決まらなくなるだろうという焦りもあり、多くの案件数から自分に合った仕事を選べるフリーエンジニアとして働く事を決めました。
:正社員とフリーエンジニアに違いはありますか?
正直言って、働く形態として、正社員とフリーエンジニアに違いはないと思っています。雇用の安定度についても実は大きな違いはないのではないかと個人的に感じています。
技術を持つ即戦力ということで、会社側はフリーエンジニアを必要としている背景があるので、扱いにも違いはなかったですね。自分としても、フリーエンジニアと正社員とで線引きするのではなく、「一緒に頑張っていこう」という姿勢の方が職場の人たちもやりやすいと感じます。
:フリーエンジニアとして働くメリットはなんでしょうか。
気楽さがありますね。正社員だと会社から守ってもらえるところはありますが、社内業務にどうしても縛られるところがあると思うんですよね。自由な立場で仕事をする方が、自分は好きです。
また、いろいろな会社を知ることができるのも面白いですね。様々な仕事の仕方を経験できますし、一つの社内ルールに固執しない考え方ができるようになると思います。
それと、いろいろな文化をもった方々と知り合い、人脈が作れたことも良かったことです。以前の職場の方と連絡を取り続けていて、今でも何かしら繋がっています。例えば、仕事が困ったときなどは、人脈をたどって詳しい方に聞いてみたりしています。外から見た視点でアドバイスがもらえるので本当にありがたいです。人の繋がりを多く持てたことが、今、大きな財産になっています。
:IT業界で働く女性として、苦労された点はありますか?
正直言って、あまり感じないですね。
学生時代からIT業界で働きたかったので、新卒でシステム開発会社に入ったんですが、IT業界はまだまだ男性が多い職場ですよね。そんな中、むしろ皆さんに気遣ってもらってきていたなと感じます。
そういう意味では、厳しく言ってもらえない傾向はあるかもしれません。もうちょっとストレートに言ってもらった方が自分としては嬉しいなと思っています。もしかすると、その分良い思いもしているかもしれませんが(笑)
苦労とは少し違いますが、働く人数が少ない分、女性の先輩でモデルケースとなる人がなかなかいないかもしれませんね。自分のキャリアの参考になる対象が見つからない、というのはあるかもしれません。 フリーエンジニアということで言いますと、出産した時のサポートは正社員の方が充実していると思います。そこは悩みどころですが、こればっかりは仕方ないですね。
出産以外にも、女性だからこそキャリアを考えなければならない場面は男性より多いと思いますが、逆に言えば、積極的にキャリアを考えるキッカケが多いわけですし、前向きに捉えています。
:現在の仕事について教えて下さい。
現在はPMOとして仕事をしています。いわゆる一般的なPMOとは若干違う所があるかもしれませんが、定常的に行っているのは、チームごとに行う進捗会議の議事録作成ですね。各案件のプロジェクトマネージャーさんやグループリーダーさんからの報告を会議でまとめています。担当するチームが4つあるので、週に4枠あります。
次に、個別で新しい案件が上がってくると、部長さんや事業部長さんが提案していいか判断する会議を行ったり、プロジェクトの経過を追うレビューが発生したりするので、そこでも議事録を作成します。
他のPMO担当は、稼働が高くなっているプロジェクトに対して、個別にヒアリングして助言したり、場合によっては現場に直接入って支援したりしていますので、私も徐々にそういう役割が増えていくと思います。
このような事業部付きのPMOの仕事をしたのは初めてでしたが、案件付きのPMOではないので、プロジェクトを俯瞰で見ることができる仕事内容だと感じています。これまで現場でエンジニアとして仕事をすることが多かったので、とても新鮮ですね(笑
:仕事する上で、心がけていることは?
この仕事で心がけていることは、支援する立場で関わっていくということです。
もともと、フォスターネットから紹介いただいた時も、サポートできる仕事内容に魅力を感じたこともあって、この思いを持って日々の業務を行っています。
今の課題は、現場の方との距離の取り方ですね。
社内業務として、プロジェクトマネージャーさんに提出をお願いした 書類をチェックするのも仕事内容に含まれますが、例えば、締切を過ぎて提出される場合でも、そのまま強いるのではなくプロジェクトマネージャーさんの本来の業務状況等を理解した上で、信頼関係を作って話をすすめていけることが理想です。身近に、うまく人間関係を作って仕事を円滑に進めていらっしゃる方がいらっしゃるので、今はその人が目標ですね。
また、もともと私は開発側の経験が多かったのですが、今、支援しているのはインフラ側、基盤構築側のプロジェクトですので、インフラ側の知識を本から得たり、ネットワークスペシャリスト試験の勉強をしたりしています。試験を目標にすると、集中して勉強できますしね。
開発もインフラも分かれば、今後の強みになると思います。

後半では「資格について」「フリーを目指す方へのアドバイス」等をお伺いしています。
どうぞお楽しみに!!

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