最初からフリーランスになることを念頭に飲食業界→ITエンジニアへ、早くからフリーランスで活躍する秘訣とは

多田さん、この度はインタビューご快諾いただきありがとうございました。
実は昨年弊社でサッカー観戦チケットをプレゼントするキャンペーンがあって、そこでやり取りをさせていただいていたのですが実は私が担当で、覚えていらっしゃいますか？笑

あ、覚えています！それがきっかけで、他のサッカーの試合なども見るようになりましたね。ありがとうございました（笑）

こちらこそ、覚えていていただいて嬉しいです。
すみません、前段がちょっと長くなってしまいました。（笑）
話が変わってしまいますが、これまでのご経歴とITフリーランスになったきっかけをお伺いしてよろしいでしょうか。

はい、元々は私、飲食店の正社員で働いていまして、それがすごく肉体労働できつかったんです。
勿論好きな部分もあったのですが、何年もこれから続けていくと考えるとやっぱりちょっときついかな、と思って別の仕事を探してみようかなと。
その時に、自分次第で自由に、かつ高い報酬も狙えるであろう「フリーランス」になりたいと思いました。
そう思い、先ずは正社員としてITエンジニアに転職して、その後独立しました。

では元々、「エンジニアになりたい」というよりは、「フリーランスになりたい」という方が先だったんですね。
これがITエンジニアと結びついたのは何かきっかけはおありなんでしょうか。

私の中では、フリーランス=ITエンジニアという認識がかなり強かったので、そこまで深く何かを考えてというわけではなかったですかね。（笑）
ただ、小学生くらいの頃にペイントで何かをしたり、中学の授業中にHTMLで”ホームページのレイアウトを変えてみよう”みたいなものをやったりと、PCには親しんでいたと思います。中学時代に一瞬入ったパソコン部では、フロッピーディスクに物語を作ったファイルを保存する、ということもしていましたね。

フロッピーディスク、懐かしいですね…！私たちも昔使っていました！
正社員のITエンジニアになられてからフリーランスになるまでは約2年くらいでしょうか？
かなり早かったと見受けられますが、そこでは何か決断のきっかけとなる出来事はあったんですか？

そうですね。”そんなにすぐにはフリーランスになれないだろうな”とは思っていたのでまずは正社員としてのキャリアを積もうとは思っていました。
ただ、正社員として入っていた現場には、フリーランスの方もパートナー企業の方もプロパーの方も混在していて、
同じ現場にいてやっていることはほぼ一緒だけど、そういった立場や商流で待遇などに違いがあるな、と率直に感じました。やっている業務内容はそこまで変わらず、待遇が良くなるのであれば早くフリーランスになった方がいい、と思い独立しました。

なるほど…。
業界の構造的には複雑な関係性の現場も確かにありますよね…！
実際にフリーランスになってみていかがですか？

想像通りのところもありますし、会社員と変わらないかもな、と思うこともあります。
でも、個人的にはなってよかったですね。
確定申告等の個人事業主で必要とされることは、会社員のままだったら知らないまま生きていたと思いますし（笑）

確定申告や保険周りも勿論ですが、何より自分のスキルだけで独立というところも、中々私たちには踏み出せないところなので、本当に尊敬しています…。
次に、報酬を上げるコツや極意、あるいは意識していることなどがあれば教えていただきたいです。

自分が心がけていることとしては、「自分が続けやすいような環境を自分で作る」ということですかね。
先輩エンジニアさんから激務で体を壊してしまって…というようなお話をたまに聞くのですが、
長く続けられないと実績ができないので報酬も上げられないですし、「無理せず続けられるようにするにはどうするか？」というのを考えた結果として、現場でコミュニケーションを大事にするようにしていますね。
以前の現場はあまり他の方にすぐ聞ける環境ではなくやり辛さを感じたところもあり、今の現場に入ってからは特に意識して「聞く姿勢」を普段から大事にして「コミュニケーションしやすいキャラクター」というところを常に意識しています！

なるほど。
スキルアップ・実績作りとそれに紐づく報酬Upには、先ずは自分が活躍しやすい環境を作っていく、その為に能動的なコミュニケーションやイメージ形成を心掛けていることですね！
確かに、自社の中でさえ「話しかけやすさ」は大事だなと思いますので、フリーランスの方でしたら尚更ですね…！

そうですね。
あとは、お客様からの問い合わせには自分宛ではなくても、「恐らくこうではないですか？」「誰々が知っていると思います」などの反応を返すというところを意識しています。すぐの解決には至らなくても誰かしら何かしらのリアクションがあると、お客様としては安心感があると思うので。

分かります。反応がある方・早い方へは、受け取る側もそれ相応に対応しよう、と思わせられます！
では次に、スキル向上のためにされていることを教えていただけますか？

家ではほとんど勉強というほどのものはしないのですが、現場の空き時間や帰り際などに、現場の許可のもと、自分の担当以外のコードや資料をよく見ていますね。そこでわからなかったものは、Googleで調べたり、Stack Overflowを使ったり、あとは他の場所で使われているコードを見にいったり、詳しそうな人の目星をつけて聞きに行ったり、という形で解決しています。

多田さんのそう言った部分への評価が高かったからこそ、元々の担当領域から、別のフロントチームへの移動となったのかと漠然とですが思います。
よく、新しい技術の学習や、未経験の案件への参画をご相談いただくのですが、フリーランスは立場上どうしても即戦力の働きを求められる傾向にあるので、なかなか難しいことが多く…多田さんの、「現存のスキルを活かしながら評価を得て新しい技術に移行していく」パターンは理想的だと思います。

ありがとうございます。
自分はもともと新しいものが好きで、適応力も高い方だと思っているので、C#を使っていたPJから今のVue.jsのフロントエンドのPJに移動するチャンスがたまたまつかめたのかな、と思います。

では次に、フリーランスで活動している中で一番の苦労話があれば、エピソードをいただきたいです。

これは苦労話になるかわからないのですが、エンジニアになって”ずっと座る”というのが個人的には辛かったですね。
というのも、前職が飲食店だったというお話はしたと思うのですが、その頃ってずっと動き回っていたので逆に座り続けると足とか腰がとても辛くて。
1時間に1回階段の上り下りをしたり、昼休憩に散歩したりしていましたね。

足腰は大事ですよね…！
リモートワークが普及してから殊更そうなってしまいがちですよね（笑）
椅子やデスク、モニター等の就業環境についてはより意識するようになりましたね。
そろそろインタビューも終わりに近づいてきておりますが、将来の夢はありますか？
直近でも、5年後といった中期でもその先でもお伺いできればと思います！

エンジニアにはあまり関係ないかもしれないのですが（笑）、今筋トレをしているので、体脂肪率10%くらいに行きたいですね。
自分には兄がいるのですが、小学生の頃は体格もあり喧嘩で負けてしまうんです。それが悔しくてずっと大きくなりたいと思っていたのもあり、筋トレには元々興味があって、今はトレーナーさんについてもらってパーソナルトレーニングをしています。

10％台はかなりストイックですね…！
確かにエンジニアの方でジムに行かれてる方やランニング、自転車等の趣味をお持ちの方は少なからずいらっしゃいますね！
因みですが、エンジニアとしては何かありますか？

今は開発や設計を主にしているのですが、設計や要件定義の経験をもっと積んで、マネジメント等もできるようにしたり、というのは考えていますね。

ありがとうございます。
弊社もスキルアップやキャリアアップ、キャリアチェンジに係る情報をもっと発信できるよう努めます！
最後になりますが、フォスターネットおよびフォスターフリーランスに対するご意見をお願いします。

これまで3人の方に担当していただきましたが、皆さん共通してフレンドリーで話しやすい方ばかりで、とても親身になっていただきました。
勿論、必要な部分はしっかり押さえていただける前提はありますが、自分としても堅すぎないコミュニケーションの方がやりやすいので、ありがたいです。

そういっていただけると嬉しいです！本日はありがとうございました！