佐藤 寛人さん|フリーランスの声

自社サービスでタイでの地方創生を目指す元教員ITフリーランス

佐藤 寛人さん
佐藤 寛人さん
30代 サーバーサイドエンジニア
FN

佐藤さん、本日はお時間をいただき誠にありがとうございます。
早速ではあるのですが、これまでのご経歴とITフリーランスになったきっかけをお伺いしてよろしいでしょうか?

佐藤さん

はい、まず私はもともとIT領域の出身というわけではなく、大学卒業後に9年間、日本の特別支援学校の教員をやっておりました。
障がいのあるお子さんたちの学校です。
東京で6年間教員をした後に、2年間国際協力(JICA)という形で、タイに行きました。
タイでは現地の孤児院の福祉施設で働き、帰国後は別の学校で1年程働いておりました。
「教員」という仕事がすごく好きで誇りを持ってやっていたのですが、その当時私が31歳でソフトウェア開発やプログラミングに すごく興味があり、IT領域へのキャリアチェンジを考えた時30歳前後が一つの区切りになると思い、思い切って挑戦しました。

FN

今お話をお聞きした時点で僭越ながら素晴らしいご経験をされているな、と感じました。
プログラミングやソフトウェア開発に興味を持たれたきっかけは何だったのでしょうか?

佐藤さん

元々私の知人にITエンジニアの方が多くいて、ITによって色々なことが実現できることを知って、 「自分もやってみたい」といった気持ちや興味を持ったのがきっかけですね。

FN

なるほど、そこから現在まではどのような経緯があったのでしょうか?

佐藤さん

はい、私の場合は正社員のプログラマーとして働くのではなく、初めからフリーランスエンジニアとして エンジニアキャリアをスタート致しました。

FN

いきなりフリーランスを選択されたんですか!?(驚き)
中々豪快なご決断かと思われますが、そこには何か理由や想いがあったのでしょうか?

佐藤さん

理由は大きく2つあるのですが実のところ、私も最初からフリーランスになろう、という風には思っていませんでした(笑)
相当にハードルは高いだろうなと感じてましたし、会社に所属し経験を積んでいきたいという考えもありました。
実際に正社員での就職活動もしていたのですが、未経験という点もありあんまり上手くいかなかったんです(笑)
なのでこれが1つ目の理由ですね。
とはいえ就職活動をする中で逆にフリーランスという選択肢の良さも見えてくるようになりました。
これが2つ目の理由になるのですが、フリーランスの場合良くも悪くも自分次第という風に捉えました。
あくまで自分の実力次第ではありますが、習得する言語・技術や参画するPJを選んで、自分の進みたい方向へ進んでいけるという 部分が大きかったです。
勿論、会社に所属しているからといって希望の方向に進めない、という訳ではないと思いますが、私の場合は特にそこがより魅力 に映ったので、思い切って決断しました

FN

双方の良さに関しましては仰る通りですね。
因みに、最終的に佐藤さんが今後目指す方向や、実現したい夢というのはどういったものなのでしょうか?

佐藤さん

最終的にはですが、個人開発しているアプリやサービスで生活していけるようになりたいと思っています。
個人開発といっても法人化しておりますので、この会社を大きくしていければと考えております。
自社でサービスの提供や自社での開発をする企業にしたいですね、大きな夢だとは自覚はしています(笑)
その中でも私はタイに縁があったので、タイでの活動ができたらいいですね。

FN

素晴らしい夢だと思います!
タイでの活動というお話ですが、そこにはタイへの貢献の想いもあったりするのでしょうか?

佐藤さん

はい、おこがましいようですがタイへの貢献という部分も含んでます。
とはいえ、自分自身に対してであったりビジネス的な観点でのメリットもあります!(笑)

FN

具体的にはどのような影響を与えられてどのような貢献ができるとお考えなのでしょうか?

佐藤さん

はい、先ずは現地のITエンジニア同士が情報を共有し学べるような環境を作りたいです。
今作っている、というか一応既にリリース済ではあるのですが、タイ語に合わせた、タイのITエンジニア向けの 技術情報共有プラットフォームを開発しています。
タイ語自体が英語やその他のメジャー言語に比べるとどうしてもマイナーなので、タイ語での情報となると、中々 現地のITエンジニアが情報収集をし辛い環境があるんです。
2つ目は、私がタイの地方がすごく好きだというのと、地方創生という活動自体がすごく好きなので、タイでの地方 創生に少しでも寄与できればと考えています。
タイでもIT企業はバンコクに一極集中している状況があり、地方には基本的にIT企業は無いんです。
なので、自分の大好きなタイの地方でIT企業を起こせれば、と考えています。
タイの地方にも大学はたくさんあって、理工学部等で学んだ方はいるのですが、結局就職先が地方にないのでバン コクで就職してしまうんですね。
なので規模は小さいかもしれないのですが、タイの地方でIT人材の雇用の活性化していけるようなことをやりたいです。

FN

地方での雇用創出、正に地方創生といった活動ですね。
逆に、日本で何か成し遂げたいことはあったりするのでしょうか?

佐藤さん

そうですね、タイでの活動よりもっと漠然としたイメージでしかないのですが、日本がすごく好きなので 日本でもサービスの提供ができたら、という夢はありますね。
前職の経験もあり、障がい者の方やご高齢の方、不登校のお子さんの為になるサービスを作れればな、と思ってます。
ただ、具体的な案はまだ無いですね(笑)

FN

何か弊社でもお手伝いできそうなことがあればその際は是非お声がけいただければと思います!
少し生々しいお話なのですが、ITフリーランスとして報酬Upのコツというか、何か意識していることがあればお聞 かせいただきたいです。

佐藤さん

極意というわけではないのですが自分の経験としてあったのは、個人開発していたアプリを事前のお打合せ時にお客様に 評価いただき、結果として元々提示されていた額からの報酬額Upや、オファーに繋がったという経験はあります。
何かしらお見せできるアウトプットがあると、印象に残ったり話も盛り上がりやすいのかなと感じています。
また、現在フォスターさんの方で入らせていただいているPython案件も、参画前はエンジニア経験が約1年半でPythonはほ ぼ未経験ではあったのですが、結果としてその状況では考えられないオファーをいただけました。
また、複数のお客様に同様のオファーをいただけたので、モノがある、という部分での効果はかなりあったのかなと考えています。

FN

未経験の状態でそれ程のオファー内容とオファー数はかなり珍しいですね!
クリエイティブ系の方ですとポートフォリオが評価の対象になることが一般的ですが、エンジニア領域においても効果的だという ことですね。
少し重複してしまう部分はありますが、ITエンジニアとして成長するために日々意識されていることはございますか?

佐藤さん

個人開発を頑張ることが結果的にITエンジニアとしてのスキルアップに繋がっていると思います。
ウェブでの情報収集や書籍でのインプットの必要性も感じておりますが、個人開発でそれをアウトプットとして表現することで、 場数を増やせるのが大きいですね。

FN

非の打ちどころの無いご回答ですね(笑)
ここまで着実に歩まれてきた印象なのですが、逆に苦労されたことはあったのですか?

佐藤さん

ITフリーランスになり立ての頃はやっぱり、案件が無くて辛いってことはありましたね・・・
誇張抜きで、17-18時間/日くらいはプログラミングの勉強をしてました。
今でも業務時間含めてですが12-13時間/日程度はITに触れています。

FN

食事と寝る時間以外は勉強されていたということですね・・・

佐藤さん

後は、これも当然だとは思うのですが市場だと実務経験が重視されるので、個人開発しているモノがあったとしても、 中々客観的な評価に繋がらない場面もありましたので、そこは辛かったですね。
評価してくれるお客様もいらっしゃいますが、フォスターさんはその辺りもお話を聞いてお客様にご提案いただけたの は本当にありがたかったです。

FN

図らずとも弊社を褒めていただく流れになってしまいましたが、大変ありがたいお言葉です(笑)
引き続き、ITフリーランスの方に寄り添ったサービスを提供できるよう尽力させていただきます!

<インタビューを終えて>
30歳を起点に教員からITフリーランスへキャリアチェンジをされた佐藤さん。
簡単なご決断、簡単な道のりではなかったと思いますが、目標の実現の為に日々の努力を厭わない姿勢には頭が下がると共に、インタビュアーの私も勇気を貰えました。
そして今に満足することなく、現在の自分と過去のご経験とを掛け合わせた未来の夢を思い描き、一歩一歩確実に実現へ近付いているように感じました。
弊社も佐藤様と、ご利用者様の夢や目標の実現の一端になれますよう尽力致します。

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