コロナ禍の中での上京、フリーランスへの転身、現在までのリアル

吉岡さん、この度はお時間をいただきまして誠にありがとうございます。

いえこちらこそ、いつもお世話になってます。

早速ではあるのですが、吉岡様のこれまでのご経歴と、フリーランスになられたきっかけについて教えていただいてよろしいでしょうか？

はい、まず私の経歴ですが、フリーランスになる以前は地元福岡でも、今の東京でもない都市の、
いわゆる特定派遣の会社で働いておりました。
その会社で7年間で2つのPJを経験しました。
直近3年半程度は今入っているプロジェクトと同じ、ビッグデータ周りのプロジェクトに参画しておりました。その前は3年間、JavaやC＃を使用した開発を別の会社で行っておりましたね。

フリーランスになる前は、地方都市と分類されるようなところで仕事をしていたのですが、当時の年代と場所を考えるとビッグデータ系のプロジェクトはかなり珍しかったですね。 今ではかなり運が良かったなと感じています。
そのプロジェクトが丁度一段落するタイミングで、地元に戻るかどうか迷ったのですが、これまで得た知見を活かしたいと思い、結果として案件数の多いであろう東京への移住と、自由度の高いフリーランスという働き方を選択しました

なるほど、確かに当時（6年ほど前）から地方都市でビッグデータ系の仕事、というのは珍しいですね…。
「東京への移住」と「フリーランスへの転身」ということで大きな変化が重なったと思いますが、東京で企業の正社員になる、といったことは考えなかったのでしょうか？

勿論選択肢には入っておりました。
ただ前職での経験もあり、「自由に案件を選べる」「自分のビッグデータ・AI系の知見を活かせる」仕事を探すという点では、企業に所属するのではなくフリーランスとして働くことの方が合っていると個人的に判断しました。
後は報酬面でも、フリーランスの方が高く評価していただけるという点もありました。

とはいえ大胆な決断だと思いますが、自身の経験を活かせる案件への期待と、変化に対する不安もあったんじゃないでしょうか？

そうですね、実はフリーランスになるという決断をする前にも検討はしたことがありまして、その際に説明会等で情報は集めておりましたので、イメージはありました。
ですが、正社員の方が安定という点では勝っていると思いましたし、「マッチする案件が見つかるだろうか？」「私のスキルで参画先が見つかるのか？」という不安は当時ありました。

（吉岡さんのご経験で参画可能な案件は）いっぱいありますよ！！（笑）
でも確かに、エージェントの立場での案件や市場の見え方と、フリーランスの方の見え方では違うかもしれませんね…。
参考になりました！

先程報酬面でのお話も挙がりましたが、吉岡さんとして報酬Up等で意識されてることはあるんですか？
こういう動き方をするといいよ、といったものがあればお伺いしたいです。

そうですね、やはりお客様にとって「報酬額を上げてでもこの人と契約したい」と思っていただくことが重要なのではないかなと思っております。
具体的には、スキル面では専門的な知識に加えて他の領域の幅広い知識もキャッチアップしておくことでしょうか。
クラウド化によって、それぞれの領域の垣根もなくなってきておりますし。
あとはビジネススキルというか、受け身ではなく前向き・能動的な姿勢をもっておく・見せていくことも大切だと思います。

そうですよね。
確実にマルチスキルな方の需要は増加していると私も感じております。
またフリーランスというある意味「プロ」としての見られ方もする働き方ですとビジネス面も重視されますね。
また、報酬Upというのはスキル・キャリアと連動する部分も多いと思いますが、ご自身でスキルアップの為に取り組まれていることはありますか？

そうですね、原則としてはまずその時自分が入っている現場で使用している技術、関連して今後利用しそうな技術にフォーカスして勉強しております。
特に現在の現場だと新しい技術の採用が盛んに行われているので、まずはそこをしっかりモノにしていくという風に考えてます。
直近では現場でAzure使うことが決定したので、今はAzureの知識を習得したいなと思い学んでますね。

優先順位としてまず現場の技術というのは間違いないですね！
学習方法はe-learning、書籍、Qiita/Zenn等のメディア、多数選択肢があるかと思いますがどのように勉強されているのでしょう？

名前を出してしまうとUdemyは利用していますね （笑）
インプットもですが、手を動かしながらの学習をしております。
後は参考書ベースで体系的に学びつつ、資格取得も視野に入れつつ並行してやってますね。

なるほど、インプットとアウトプット、文章での学びと視覚的な学びをバランスよくされているということですね…！それを踏まえ「今後こうなっていきたい！」というキャリアプランや、将来の夢があればお伺いしたいです。

職種や技術領域という観点でしょうか？
職種という点で言えば、現在ソリューションアーキテクト的なポジションで働きつつ、サブリーダーもやらせていただいていて、その経験から言えば、マネージメントというよりかは引き続きテクニカルな領域でやっていけたらと思っていますね。

スペシャリスト的な方向性を現在はお考えということですね！
その分大変かとは思いますが、多岐に渡るご活躍をしつつ新しい技術の採用も多い、私が言うのもおかしいですが魅力的な現場ですね…！
ここまで非常い素晴らしいご経験をされてきてるなと思うのですが逆に「フリーランスになって苦労した」ということはありましたか？

そうですねー、以前企業に所属していた時は、同僚や上司に気軽に相談できてたんですが、フリーランスとなるとやはり1人での現場参画となりますので、最初は苦労しましたね…。
特に、フリーランスになったタイミングがコロナ禍となってから半年くらいたった2020年10月だったので、リモート化も進んでましたし、コミュニケーションという点では少し大変でしたね。
とはいえ周りの方にも良くしていただいて現在は全く問題なく業務を行えてます。

確かにそうですね…リモート化が社会的・業界的に進んだというある種発展的な変化はあったと共に、コミュニケーションの点では適応が必要でしたね。
余談ですが、コロナ禍に入ってからは案件数やご契約数にもかなり影響が出て弊社も大変でした…。
ポジティブな話題に戻りますと、先ほどキャリアの指向をお伺いしましたが、漠然としたものでも
「夢」はありますか？？

そうですね…ほんとに漠然としてるんですが、近年ＡＩの発達によってこれまでできなかったものが急速に可能になっていることを感じています。
なので僕も、今持っているAIの知見も絡めつつ、人のお役に立てるようなサービスやモノを作れればとは考えていますね、特に今後高齢化もより加速していくと思うのでその領域ですね。まだほんとに漠然となんですが…。

いえいえ、社会貢献性もありつつ今のキャリアからも繋がる素晴らしい夢です！！！
弊社もその一助になれるよう、共に成長していければと思います。
最後に是非弊社にもその為の一歩としてアドバイスがあればいただきたいです！（笑）

アドバイスというわけではないんですが…、フォスターさんには私が地方からフリーランスになり上京した際に、当初かなり不安が大きい中、ご契約が始まる前の時期から担当営業の方といろいろとお話させていただきました。その中で物件探し等生活面も含めてフランクに、親身に相談できて大変心強かったですね。
ですのでそういったサポート体制や制度があると僕のように上京を考えられてる方にはより良いと思います。

弊社にとっては最高に有難いお言葉、誠にありがとうございます（泣）
そしていただいたアドバイスも非常に参考になります。
弊社でもベネフィット・アライアンスは強化していきたいと考えておりますので、より良いサービスと付加価値が提供できるよう尽力致します！本日はありがとうございました！