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SEがキャリアアップ・転職する上で、外せないポイント!

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2017年02月08日

SEとして数年勤めると、目の前の仕事はもちろんのこと、会社の実情や問題点など様々なことが見えてきます。現在の自身の立ち位置が明確に理解でき、その先までもが見通せるようになっていることでしょう。

そうすると今の会社ではステップアップが望めないと感じることも多くなってくると思います。組織は上へ行けば行くほどその門は狭くなり、たとえ能力があっても不相応な身分に甘んじなければならないケースも出てきます。

特に上流工程の職務を希望しても、勤務先からの受注形態等の理由で職務の変更が不可能となれば、自身の力では如何ともしがたく、転職も視野に入ってくることでしょう。

自分自身がSEとして貪欲にキャリアアップを志向しているのに、それが望めない環境ならば、迷う理由はないはずです。そこで今回は、SEが転職して、キャリアアップするために外せないポイントをご紹介します。

SEとしてプラスの転職理由を用意する

ステップアップに繋がる転職を考えるのであれば、プラスの転職理由を用意するのが必須です。もし、職場の環境に馴染めない、給料が安い、上司とソリが合わないことなどが退職の理由であったとしても、こうしたマイナスの理由を口にしてはいけません。

何千何万の人と接してきた採用担当者は、転職理由に現状への不満があることは百も承知です。そこはあえて、転職理由は「成長したい」気持ちをアピールできるプラスのものとしましょう。ネガティブな理由を述べる人は、「どうせウチでも文句を言って辞めていくのだろう」と捉えて確実に不利になります。

面接では様々な質問が行なわれますが、転職理由を含む全ての回答が、「志望動機」に繋がるものと捉えます。自分を成長させるために転職を希望した理由と、応募先の企業の志望動機が、一連のストーリーとして一貫性があるものとなるように考えましょう。

出来るSEなら資格を取得する

資格があることで、SEの激務の中でも自ら学ぶ姿勢を示せますので、転職の選考でプラスの評価を受けることができます。SEの転職で特に有利とされるのは、国家資格の「ITストラテジスト」と「システムアーキテクト」、国際資格の「PMP(プロジェクトマネージャ)」です。

これら3つの資格はSEに限らず、他のIT系職種においても重視されるものです。ベンダー系の資格では、データベース系の「オラクルマスター」はブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階ですが、上流工程の職務を希望する30代ではゴールド以上を取得していることが、採用側の評価に繋がります。

データベース技術者としての採用であれば、プラチナを取得していることが理想的です。

職務経歴を能力としてアピールする

資格を所持していても、机上の学問ではアピールポイントとしては薄いものとなります。20代は資格取得自体が評価されますが、特に30代では体系的に資格を取得し、相応の実務経験があることが求められます。実務経験と資格取得が結びついてこそ、ステップアップへの道が開けるのです。

職務経歴に基づいて、どのような実務経験が志望する企業でどう活かせるのか、体系的に話せるようにまとめておくことが大切です。また、今後どのようにキャリアアップにしていくつもりか、明確なビジョンを持っていることも評価に繋がります。

 

最終的に成否を分けるのは「ヒューマンスキル」

転職に向けて資格も取得した、相応の実務経験も積んできた。企業の採用担当に「会ってみたい」と思わせるだけのアピール要素が揃ったら、あとは「この人と仕事がしたい」と思わせるのに十分な人間的な魅力です。

「人に因らない」システムを構築するのがSEの役割のひとつではありますが、様々なプロジェクトを遂行していく上で最も大切となるのが「人」なのです。

上流工程のSEになればなるほど、社内の人間関係に加え、顧客との接点も多くなります。その際に必要とされるのがコミュニケーション、マネジメント、プレゼンテーション、協調性などのヒューマンスキルなのです。採用担当がヒューマンスキルを推し量るのが面接です。

面接での受け答えが最終的に転職の成否を分けると言っても過言ではないのです。

最後に確認して欲しいポイント

転職でキャリアアップするためには、これまでの経験で積み重ねてきたスキル、そしてそれらのスキルを裏付ける高度な資格が大きな武器となります。ですから、転職しまいか悩んでいる時期でさえ、貴重な経験を積む時間なのです。

もっともやってなはならないのは悩んで悶々としている間に手を止めてしまうこと、その間は、成長が止まってしまうばかりでなく、スキルさえも陳腐化し、気付いた頃には時代に取り残されてしまうことでしょう。

どんな仕事であっても真剣に向き合う姿勢が、最終的に面接に辿りついたときに、澱みのない受け答えとなってあらわれることでしょう。

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