転職体験談には、応募先の探し方・決め方から面接のノウハウまで、色々なことが書かれています。
今回は、転職体験談を参考に、SEが転職するときに考えておいたほうが良いことをご紹介します。
SEが転職する時の体験談
国内か海外か
Tech総研「海外転職エンジニアが得たもの、失ったもの」によると、海外転職で得たものは、グローバル市場向けの製品やサービス提供に対する経験です。
反対に、海外転職で失ったものは、昇進の機会や、現地採用と生活費アップにより可処分所得が下がった事のようです。(IT企業のSEから米国にあるストレージ・ソリューション分野の会社に転職した方の経験です。)
社内SEかIT会社に勤務するか
@IT「ITエンジニアの転職現場から第20回社内SEに向く人、向かない人」によると、システムインテグレータ(SIer)やIT系コンサルティングファームの社員と、社内SEにはそれぞれメリット・デメリットがあり、働く人の個性や価値観によって向き不向きがあります。
次に紹介するのは、12年間のエンジニアとして、流通業の社内SEと、SIerのSEの両方で働いた方の経験です。
社内SEとして働いていた頃は、企業グループの幅広い事業領域に渡る大規模なシステム開発と運用を担当し、グループリーダー業務、社内各部門との調整業務、SE業務(要件定義、設計、プログラミング、テスト、導入など)、
ユーザーからの問い合わせへの対応、トラブル対応(夜間の呼び出し)などを行いながら、システム改修などを並行して行っていた為、仕事量が多かったそうです。
その後ITコンサルティング会社に転職して、スキルギャップとプロ意識の高さを感じたとのことです。スキル面としては、汎用系のCOBOLを中心に開発していたので、オープン系を主体とした開発スタイルを一から学ばなければならず、
プロジェクト管理やテクノロジを学んでいったそうです。
そして、社内SE時代と違う点は、契約に基づいたシステム開発なので、顧客とのコミットメントをどう守るのかというプレッシャーがあったそうです。
社内SEのユーザーはグループ会社を含む社員ですが、Slerの場合はクライアントと接することになるので、コミュニケーションのとり方も違ってきますね。
最後に確認して欲しい
SEの転職時は、業界に詳しいエージェントに相談する方が多いようです。面接に英語が必要であれば、留学経験者などに聞いてプレゼンの準備をしましょう。