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ERP開発とは

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2022年06月08日

ERPとは、Enterprise Resources Planningの略であり、企業を経営していくにあたって基礎となる資源のヒト・モノ・カネ・情報を、適切に配分して効率化するための計画やプロジェクトのことを指します。

そして、このERP開発をしていくエンジニアというのは、企業の無駄な部分や部門ごとの統合などを考えつつ、ERPパッケージを導入して、企業の全体最適のためにプログラム導入を行うITエンジニアのことを指すのです。

ERPパッケージとしては、統合型・コンポーネント型・業務ソフト型などの種類があり、それぞれオンプレミス型(自社導入・運用)かクラウド型の形どちらかで導入します。

今日本でシェアが高いのは、クラウド型のSAP Businessや奉行 V ERP、オンプレミス型のSMILEシリーズなどがあげられるでしょう。

業務としてはまず、無駄な部門や企業全体のワークフローを調査分析して、プロジェクトの目的を策定するとことから始まります。

そしてその後、目的に見合うソフトウェアを選定して、要件定義を行い準備を進め、最終的に企業全体が運用できるように配慮しながら導入を行うのです。

ERP開発スキルを身につけるには

ERP開発を行うエンジニアとして、技術的なスキルや実装能力は最低限必要となってきます。

またERPエンジニアには、根底となるサーバーや技術への理解とともに、各パッケージごとの知識やスキルも必要となってくることが特徴と言えるでしょう。

例えば、奉行やOracleなどの統合型パッケージでは、会計・財務・人事労務などにまつわる統合的な導入となるため、各分野に関する理解とSQLなどのデータベースへの理解、更にはパッケージをカスタマイズするためのコンサルティング能力や実装能力が求められます。

またオンプレミス型のERP導入では、クラウド型では必要のないモジュールの導入や、機器設置に関するサーバー・インフラへの知識が必要となってくるでしょう。

こうしたスキルを身につけるためには、それぞれのサービスを実際に導入する経験を積む他、OracleのERPなどに関しては公式サイトが提供する資格などの勉強を通じて知識を積んでいくことが考えられます。

また、クライアントの経営の流れやワークフロー全体を見て、人事・会計・営業などの基幹業務についての理解をするため、ERPエンジニア以外でのキャリアも役立つかもしれません。

ERP開発スキルに関連する資格と勉強方法

ERP開発エンジニアとしてのスキルを担保する資格としてはまず、国家資格である基本情報技術者試験や、その応用の応用情報技術者試験が挙げられます。

基本的なIT技術・理解を問うこうした資格を持っておくことで、ITエンジニアとして一定の能力を持つことが認められるかと思いますので、公式の参考書や問題集などを用いて学習を行い、資格の習得を目指してみてください。

また、会計分野の機能を導入するケースが多いERPエンジニアにとっては、簿記の資格を持っておくことで業務への理解力が認められ、実績に繋がるというケースもあります。

エンジニアと簿記・会計という2つはなかなか結びつきづらい分野ではありますが、簿記3級・2級程度を獲得していれば、会計関連の仕事でスキルを存分に発揮できるかもしれません。

簿記の勉強方法としては、まずテキストを読み込んで全部の問題について理解が出来るようになることが大切です。

そしてその後、模擬問題集や総仕上げ問題などで理解を確認するとともに、本番に向けた時間感覚などを養っていきましょう。

ITや会計などの資格を取得することで、自身のスキルを確約して職や案件獲得に繋げていけると良いですね。

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