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IT企業に就職を目指す前に知っておくべき事とは?

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「就職」は人生における最大のライフイベントの一つと言っても過言ではありません。転職や独立起業が当たり前の時代になったと現代でさえ、最初に就職した会社はその人の仕事観や人生観に多大な影響を与えます。

人生で初めて第三者から値踏みされ、ふるいにかけられる経験を経たのちに手にした採用通知はまさに社会人への扉を開くチケットで、社会人という真っ新なキャンバスに、最初に色をつけるのは初めて働く会社という絵の具。

決して塗りつぶすことができないほどその色は濃く、深く心に刻まれ消えることはありません。最初に就職した会社を通じて社会に触れることになるわけですから、当然と言えば当然のことです。

兎にも角にも、就職活動はともすると人生の成否を左右しかねない重大事です。侮ることなく、だからと言って恐れることなく、納得のいく会社選びをしていただきたいと思います。

今回はIT企業を目指す人たちが会社選びに役立つ情報をご紹介します。

IT企業の種類

ベストイメージ画像

最近はやや落ち着きを見せている感がありますが、就活生が「就職したい会社」の上位にいくつものIT関連企業がランクインしていることからも、その人気は不動のものと言うことができます。

しかし、同じIT企業でも「何を取扱うか」で企業規模や社風などその特色に違いが表れています。ここでは2つの企業の例をご紹介します。

端末を作る企業

一つ目はパソコン、スマートフォン、タブレットなど端末を作る企業です。商品の単価が高く、それにかける開発費も膨大な金額にのぼるため、比較的大企業が多いのが特徴です。年々商品のライフサイクルが短くなり、新技術やデバイスにいち早く対応することが求められるため、近年は価格競争力のある新興国の製品に押され気味なのが現実です。

業界がタブレットやスマートフォンの次なるイノベーションを迎えたときに世界のトップランナーに立てるかどうかが浮沈のカギを握ります。

ソフトウェア、アプリを作る企業

もう一つはソフトウェア、アプリを作る企業です。スマートフォンの普及により急成長を遂げている企業がこのカテゴリーに属します。元々商品の単価が低く、極論すればパソコン1台あれば開発ができてしまうことから、参入障壁が低く、一獲千金を夢見るベンチャー企業が多いのが特徴です。

無料、有料を問わず公開されているアプリの膨大な数からも分かるように、ここは天下取りを目指すITベンチャーが群雄割拠する世界。高額なリターンを得るためにリスクを取れるかどうかが選択のポイントとなります。

 IT企業を選ぶ際に押さえておきたい企業の情報

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「環境が人を作る」と言われるように、会社選びは自分が働く環境を選ぶのに等しいと言うことができるでしょう。ですから、自身が社会人として「こうありたい」というあるべき姿を思い描き、そこで活躍している姿を想像できるような会社であれば、それは最高の会社選びができたと言い切ることができます。

少なくとも「こんなはずじゃなかった」ということにはならないよう、情報収集を行いそこから会社の実像をきちんと読み取ることが肝要です。

企業の情報を入手する

上場企業の場合は、企業の基本的な情報は四季報を見れば概要を掴むことができます。しかし、非上場であったり、まだ規模の小さなベンチャー企業の場合は、有料になりますが帝国データバンクや東京商工リサーチ等を利用するのが良いでしょう。

また、数字だけでは現れてこない情報を入手するには、いくつかの就職・転職サイトに登録し、企業の口コミを閲覧することである程度の実像が浮かび上がってきます。ただ、企業の口コミに関しては、ネガティブな情報が先行しがちになりますので、「問題のない企業などありえない」前提で捉えるようにしましょう。

もう一点、特定企業に関する過度な賛辞、誹謗中傷が目立つ場合、前者は企業側が情報操作を行っている場合、後者はその企業に恨みを持つ者の悪意を感じる書き込みである場合が考えられますので注意が必要です。

企業規模で選ぶ

「ブランド力のある大企業で働きたい」「ベンチャー企業で初年度から即戦力でバリバリ働きたい」など、企業規模や企業のタイプも会社選びの大きな基準となります。どちらを選ぶかは本人次第で、大企業も中小企業もベンチャー企業も一長一短です。大企業の強みは環境と資金力、中小・ベンチャー企業はフットワークの軽さです。

大企業の強みは中小企業の弱みであり、その逆も真なのです。最近は、「安定志向」ゆえに大企業を志望する人が増えていると言われていますが、民間企業では老舗でさえも数年で業績が激変し倒産することも珍しくない時代に突入しています。

加えて、日本経済が最も活況だったバブル時代に主力だった社員が定年を迎え、残されるのは就職氷河期の時代に採用された中堅社員と、ノウハウの継承がまだ不十分な若手社員です。もちろん企業にもよりますが、必ずしも大企業イコール安定という図式は通用しない時代になってきたことは間違いありません。

社員の平均年収で選ぶ

平均年収で言えば、大企業が圧倒的に高いのは言うまでもありません。中小・ベンチャー企業は年収に関しては「将来の可能性」に賭ける要素が濃くなってきます。

ここで確認すべき点は、給与制度です。細かい点は分からないながらも、年俸制であったり業績連動の要素が強い給与体系であれば、中小・ベンチャー企業であっても高額な報酬を得られるチャンスがあると言えるでしょう。

しかし、大企業と比べて一般的に財務基盤の弱い中小・ベンチャー企業は、若い会社が多いことも関係してか給与体系がきちんと整っていない会社も多いのが現状です。

こうした場合は、過去5年分ほどの年商、経常利益を調べ、成長が鈍化もしくは下降線を辿っている場合は、資金繰りに窮しており、人件費も圧縮されている傾向にありますので、すぐに高額な年収を期待することは難しいでしょう。

企業の経常利益率から選ぶ

年度によって変動があるものの経常利益率は企業経営の通信簿と言えるものです。スマッシュヒットによって一時的に挙げた利益が食い潰されるのも早く、かえってその成功体験が足枷になることも少なくありません。

常に一定の経常利益率を出し続けている企業の特徴は「ライバルが真似のできない強みを持っている」「多少ディスカウントしても十分利益の出る商品を取り扱っている」点が挙げられます。企業が出した利益は、新たな開発に充てられ、社員にも還元されます。

これが新たな収益を生み出すサイクルを産み出しているのです。逆に、経常利益率の極めて低い企業は、会計処理上の操作で体裁を整えている場合もあり、財務的には自転車操業を強いられていることも少なからず見受けられます。

最後に確認して欲しいポイント

IT企業に限らず、「企業選びは情報戦」であると言うことができます。確かな情報を入手し、行動に移した者こそが、就職活動に成功し社会人として最高のスタートラインに立つことができるのです。

就職活動において最も大事なのは、やはり就職してから後悔しないことに尽きるのではないでしょうか。それは、「ああしておけばよかった」だけではなく、就職した会社が「こんなはずではなかった」という場合にも当てはまります。

だからこそ、興味のある企業の情報は、「これでもか」と言わんばかりに掴みに行って欲しいのです。

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