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コミュ力は重要じゃない?ITエンジニアにとっての本当の営業力とは

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2017年02月08日

ITエンジニアにとって本当に必要なものは営業力やコミュニケーション能力だ、という人がいます。確かにイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグのようなエンジニア出身の起業家を対象に仕事というものを考えてみると、営業力は必要なスキルであるかのように感じます。

しかし、エンジニアの誰もが起業を目的としているわけでは当然ながらありません。また、彼らは確たる自分しか表出できない売るべきものがあったから起業家として成功したのであって、それを表出するためのエンジニアとしての突出した能力があったのは確かです。

その意味で、技術ありきの営業力であるわけですから、エンジニアとしての確たるスキルもないのにコミュニケーション能力を求めるのは、まるで自己啓発セミナーに入り浸った結果何も身につかなかった人のようで、関心できることではありません。(もっとも、エンジニア経験の後、営業職として生きていくのならば営業力は必要です)

エンジニアにとって本当に必要な営業力・コミュニケーション能力

営業力やコミュニケーション能力というと、とかく対人スキルのように思われがちです。いかにも口がうまい人や、人たらしの人のことを指す場合が多いですね。

しかしエンジニアにとっての営業力とはその限りではありません。第一、いくら口がうまくても肝心のエンジニアとしてのスキルがなければ、とてもエンジニアとして信用されないでしょう。

かといって、どんなに高い技術力があっても、それが独りよがりでは組織の一員としてはやっていけません。なぜなら、エンジニアに本当に必要な営業力が低いからです。

エンジニアにとって必要な営業力とは?それは同僚や顧客に対し、理解しやすく説明しやすいコードを書き上げることです。”分かり易いコード”こそが、エンジニアにとって本当に必要な営業力なのです。

ビジネスの中では、自分のできることと、やっていることは、行うと同時に説明できなければなりません。禅僧のように、座れば全てが分かるという態度ではとてもビジネスは勤まりません。

最低限の知識は必要としても、自分の役割を正しく誤解のないように同僚や顧客に伝える。それによって、意思の疎通ができないことによるトラブルは最小限に抑えられますし、自分がどんなことをやっているのかアピールしやすいので、会社内で実力を認められやすくなります。
また、転職する場合でも、自分の作ったものが理解されやすいでしょう。

その意味で、エンジニアは本当の営業力を身につける必要があります。自分の仕事に忠実で、かつ独りよがりにならない人材こそ、エンジニアとして重宝されるでしょう。

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