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【Pythonとは?】注目されるプログラミング言語の基本から活用事例までを詳細解説

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2022年06月20日

ITエンジニアに今、最も注目されているプログラミング言語はPython(パイソン)です。
注目される理由としてPythonはAI(人口知能)や機械学習の分野で活用されるプログラミング言語として絶大な支持を受けているに他ありません。
そこでこの記事ではPythonの用語説明から特徴や学習方法、活用事例までを解説します。

Pythonとは?

Pythonとはプログラミング言語のひとつです。コードがシンプルなことから初心者が学ぶのに最も適したプログラミング言語と言われています。
Pythonの誕生から今年で30年目を迎えますが、機能拡張を続けて現在も世界各国のエンジニアから支持される言語です。

Pythonの特徴

Pythonの概要を理解したところで、次はPythonの主な特徴を3つに絞って説明します。

文法が分かり易い

開発コンセプトに起因することですが、Pythonの文法はシンプルで分かり易い構造になっています。
このため、プログラミング言語の未経験な初心者でもハードルが低く、容易に学ぶことが可能です。

開発者に扱い易いコード

Pythonは前述した通り、文法はシンプル構造です。
このため、他の言語と異なり、初心者とベテランで記述したコードに違いがありません。
従ってPythonで記述したプログラムの改修が発生した場合、人に依存無く誰もが改修作業をすることが可能です。

ライブラリーが豊富

Pythonを扱うエンジニアは多いため、世の中には沢山のライブラリーが存在します。従って該当エンジニアは豊富なライブラリーを活用することで開発期間の短縮や開発コストの削減に貢献できます。

Pythonの得意なこと

AI

汎用性の高いプログラミング言語であるPythonですが、どんな開発用途に適しているのかを以下に3つ説明します。

AI(人工知能)の開発

AI(人口知能)は様々な分野で活用されており、注目度の高い技術です。簡単に説明するとAIとは人間の持つ知能の一部をコンピュータを介して再現する技術になります。このAIのエンジンとなるのが機械学習で大量のデータを元に最適なアルゴリズムやモデルを構築します。
これらの開発にはPythonが活用されており、多くのAI関連ライブラリーが提供されています。

Webサービスの開発

Webサービスとはインターネット環境で提供するサービスのことを指します。例えば企業のホームページやSNS、スマホのアプリ等です。
これらのWebサービス開発には多くの場合、Pythonが使われています。
皆さんがご存知のYouTubeやInstagramもPythonを使ってサービスが提供されています。

ブロックチェーン開発

ビットコインに代表される仮想通貨で発明された技術としてブロックチェーンがあリます。このブロックチェーンは記録の安全性が高いことから金融業界でも活用されるようになりました。
そして今や金融業界だけでなく商品取引やインフラ整備等でもブロックチェーン開発が必要不可欠な存在です。
このブロッックチェーン開発でPythonは主要な言語として活用されています。特に教育分野でブロックチェーン開発を学ぶ教材としてPythonを使った講座が多く存在します。

Pythonの基本ルール

次にPythonを使う場合、最低限覚えて欲しい基本ルールを以下に4つ説明します。

命令コードは1行で完結する

Pythonでは命令コードを書く場合は、1行で完結しなければなりません。例えばコードが長くなったので途中改行を行うと正しく動作しないことを覚えておきましょう。
万一、命令コードが複数行になる場合は行の最後に「¥」を記述してください。

複合コードはインデントを揃える

複合コードを用いる場合は、インデントを揃える必要があります。
具体的には2行目以降は同じインデント位置にしましょう。このルールを守らないとプログラムが正しく動作しません。

行末の「;」は付けない

他のプログラム言語(JavaやC言語等)をマスターしているエンジニアには行末に「;」を付けたくなりますが、Pythonの場合は「;」が不要です。

コメントを記述する場合は「#」の後に記述する

Pythonではあコメントを記述するルールとして「#」の後に記述することになっています。またコメントに日本語を使う場合は、「# coding: utf-8」あるいは「# coding=utf-8」と記述した後にコメントを記述しましょう。

Python活用事例

ここではPythonを活用事例をご紹介します。
知名度が高いWebサービスとして以下に3つに絞ってのご紹介となります。

Instagram

ビジュアルに訴えるSNSと言えばInstagramですが、このWebサービスにPythonが活用されています。
Instagramのコンテンツは画像を中心をした表現になります。
このためには高解像表現を高速処理で実現する技術が不可欠です。
しかしながらPythonにはフレームワークとして「Django」が使えることからこれらの技術を効率的に再現することができました。

YouTube

テレビ時代の終焉を突き付けた代名詞として誰もが知るYouTubedですが、このSNSにもPythonが活用されています。
安全でトラブルもなく信頼性の高さでは他のSNSを驚愕しています。このため、世界でファンが多いのも頷けます。

Dropbox

Dropboxとは世界的に高いシェアを持つオンラインストレージサービスのひとつです。
オンライン上に自分専用のフォルダを確保するサービスになりますが、このサービスの全てにPythonが活用されています。
メリットとしてデバイスを問わずフォルダにアクセス可能です。また2GBまでは無料で使うことが可能です。

Pythonの学習方法

学習

Pythonを学ぶ方法について以下に3つ説明します。

プログラミングスクールに通う

短期間で確実に学ぶためには最適な方法です。
プログラミングスクールには現役のエンジニアも在籍しています。従いまして不明点があっても正しい情報をすぐに得られるというメリットがあります。
また、受講スタイルとしてオンラインスクールもありますので、空き時間を利用して自宅のPCから受講することも可能です。至れり尽くせりなスクールですがデメリットとして高価です。費用は一般的な3か月コースで約30万円〜50万円掛かります。
失敗しないためにも無料体験を受けてから入学することをおすすめします。

オンライン教材を利用する

昨今ではオンライン教材を利用してPythonを自己学習することが可能です。
カリキュラムは初心者がPythonを効率的に学べるようなプログラムが組まれています。不明点があってもチャット機能を設けているサイトもあり非常に便利です。
しかしながら常にひとりで学習を進めて行く必要があるため、モチベーションを維持することが難しいかも知れません。

書籍を購入して独学する

費用を掛けたくない方におすすめの勉強方法です。
自分に合いそうな書籍を一冊購入してコツコツと継続しましょう。
ポイントは不明点が出た場合、その都度、インターネットで調べて問題を先送りしないことです。
基礎的なところが理解できれば演習としてプログラムを書いて検証すると理解度は深まります。
なお、YouTube等の無料動画で「Python 入門」で検索するとたくさんの動画がヒットしますので併用して学ぶと効果的です。

まとめ

この記事では現在、最も注目されているPythonについてプログラミング言語の基本から活用事例までを解説して来ました。
PythonはIT業界で万能な言語として様々な開発シーンで活用されています。このため、Pythonをマスターしたエンジニアも多く、活用分野が更に拡がると考えられます。
従ってPythonは今後も引き続き有望な言語であるため、マスターしていない方は学ぶ価値はあると思います。

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