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自己紹介、喋りが苦手なエンジニアがポイントを理解する

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2017年02月08日

エンジニアは、職人気質の人が集まる傾向にあるせいか、あまり人前で話すのが得意ではない人が多いようです。ひたすらプログラミングに従事するならそれでも問題はないかも知れませんが、

上流工程で人を動かす役割を担うことになったり、いざステップアップを目指して転職したいとなった場合、「喋りが苦手」なのはときに致命傷になりかねません。

苦手だからと言っても、将来の自分のためにもこれは避けて通れない問題です。「喋りが苦手」な人にとって大きな関門が自己紹介です。自己紹介は第一印象を大きく左右する重要な要素で、気負えば気負うほど緊張と恥ずかしさで頭が真っ白になったという経験をしたことがある人も少なくないと思います。

でも、喋りは心がけと訓練次第でいくらでも上達させることが可能です。そこで今回は、喋りが苦手な人が、自己紹介で印象に残り、好感度をアップさせるためのポイントをご紹介します。

自己紹介、ハッキリとした声で話す

自分の印象を人に残るようにするためには、声の大きさだけではなく、滑舌よくはっきりと話すことが大切です。自分のスピーチを録音してみると、思いのほか早口で、声がこもっていることに気付くはずです。滑舌よくとは、意識的にゆっくり、一音一音口をハッキリあけて話すことです。

ある会社では、毎朝、社訓や早口言葉を唱和してはっきりと大きな声で話す訓練をしています。滑舌が悪いと気になっている人は、自宅で鏡に向かってハッキリと話す練習をしてみましょう。近年はスマートフォンで気軽に動画撮影ができますので、実際に自分の話す姿を撮影して観てみるとよいでしょう。

口はあいているか、ゆっくりと話せているかがしっかりと確認できると思います。そして何より大切なのは表情です。口角を上げて、笑顔を心掛けましょう。同じことを話していても、話し方一つで印象は大きく変わるものです。

趣味を話すときは具体的な内容で

自分の趣味を話すときに、「旅行」とか「読書」、「山歩き」などの項目だけを話すと、聞いた人の印象に残りにくいものです。共通の趣味を持っている人以外は誰の心にも残らないのが関の山です。好きなことを「趣味」としているならば、聞いている人が「何それ?やってみたい!」と思わせるくらいの気持ちを込めて話しましょう。

特に具体的に好きな内容かエピソードを交えて話すようにしましょう。例えば、「旅行」なら好きな場所や印象に残った観光スポット、「読書」なら好きなジャンルやお勧めの本、好きな作家などです。「山歩き」では、道中での印象に残ったエピソードを交えるのもよさそうです。

趣味を具体的に話すことで親しみやすい印象を与えられるとともに、その後の会話のきっかけともなります。顔合わせを兼ねた飲み会などでは、場を盛り上げるのにも一役買えるかもしれません。ただ、思い入れが強すぎてあまりにマニアックな話になってしまうと印象には残せても誰も近付かなくなることもありますので注意しましょう。

短所はわざわざ伝えなくてもよい

自己紹介は自分を売り込む場です。わざわざ「自分の短所は…」などと自分のマイナス面をアピールする場ではありません。就職、転職の面接では、プラスの意味に受け取られるような短所を話すこともありますが、社会人の自己紹介で自分のマイナスとなるべきところをわざわざ伝える必要はないのです。

イメージダウンにつながる発言は、自ら自分の評価を下げるようなものですので、決してしないように気を付けましょう。謙虚さは時に美徳ではありますが、過度な謙遜は不要です。

 時間配分に気をつける

自己紹介は簡単に名前や担当業務のみを1分程度で話すことを求められる場合と、3分ほどかけて趣味などを含めて話す場合があります。求められているのはどちらか汲み取り、他の人と比べて極端に長くなったり、短くなったりしないように気を付けましょう。

話が短くなってしまいそうな人は、自己紹介で話すべき内容を考えて、メモをしてとっておくと、想定通した通りに話しやすくなります。転職活動の面接における自己紹介は、書類審査などの関門を経たのち、採用の最後の決め手となる「ヒューマンスキル」を確認する場です。

自己紹介を通じて、時間通りでかつ要点をつかんだ会話ができるか、人の心をつかむ話ができるかなどといった、プレゼン能力やコミュニケーション能力を確認しているのです。

最後に確認して欲しいポイント

自己紹介は、これから勤める会社や部署、転職先での最初の評価(=第一印象)を決めるものです。喋りの苦手なエンジニアでも少しの心がけと訓練によって自己紹介のスキルを高めていけば、周囲の人により良い印象を残すことができるでしょう。

この好印象は、必ずやこれからの仕事にプラスに作用してくれるはずです。

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