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スキルシートの書き方・書く際のポイント

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2023年06月08日

エンジニアの転職の際には履歴書や職務経歴書のほかに、スキルシートの提出が求められるケースが多く見受けられます。
スキルシートとは、取得済みの資格やITスキルなどをまとめた書類です。

ここでは、スキルシートに関する以下の項目についてご紹介します。

この記事が役に立つ方

・転職活動を行うエンジニアの方
・スキルシートの書き方や注意すべきポイントについて知りたい方

スキルシートとは?

スキルシートとは、エンジニアの所有資格や対応可能な言語(PHP、JavaScriptなど)などのITスキルをまとめた書類です。
企業の担当者などに「自分はこういうことができます」とアピールする目的で作成します。

スキルシートは主に次の職種の転職活動や、フリーランスの営業にて使われる資料です。

・システムエンジニア
・プログラマー
・通信、インフラ系エンジニア
・研究開発、R&D
・サポート、ヘルプデスク
・テスト、品質管理
・プロジェクトマネージャー
・Webディレクター
・ITコンサルティング
・Webデザイナー
・コーダー
・ゲームプランナー
・グラフィックデザイナー
・CGデザイナーなど

スキルシートのフォーマットは特に決められたものはありません。
おおむねA4サイズ1枚から2枚程度に収めておけば問題ないかと思われます。
(多くとも3枚~4枚程度)

スキルシートと職務経歴書や技術経歴書との違いについて

スキルシートはITスキルをまとめた書類であることから、技術経歴書として扱われるケースも存在します。
似たような書類に職務経歴書がありますが、職務経歴書とスキルシートの違いは次のとおりです。

 

記載される内容

職務経歴書

・経験
・スキル
・志望動機
・自己PR

スキルシート

・IT関連の保有資格
・対応可能な言語(C、Java、HTMLなど)
・対応可能なツール(Word、PowerPointなど)
・プロジェクトの経験

職務経歴書は履歴書とセットで提出するため、名前や生年月日、住所や電話番号や学歴などの記入は不要です。
職務経歴書よりもITスキルのアピールに特化した書類=スキルシートと捉えておくと良いかもしれません。

スキルシートが必要とされる3つの理由

スキルシートが必要とされる理由として、次の3つがあげられます。

・自身のスキルを客観視できる
・的確な応募(営業)につながる
・報酬(給与)との関連性

自身のスキルを客観視できる

スキルシートにこれまでに取得した資格や言語、経験したプロジェクトなどを記載することで、自身のスキルを客観視することが可能です。

的確な応募(営業)につながる

スキルシートの作成によって自身のスキルが客観視できるため、的確な応募(営業)へとつながります。
企業の担当者としても、どのような案件を任せられるか?どの部署に配置するか?などの判断の目安となりやすいでしょう。

報酬(給与)との関連性

スキルシートの内容に応じて、報酬や給与が変わるケースもあると言われています。
プロジェクトマネージャーなどの管理業務に就いた方や、参画したプロジェクトによっては相応の待遇で迎えられる可能性があるかもしれません。

スキルシートの書き方とポイント

ここからは、スキルシートの書き方とポイントについてご紹介します。

氏名およびふりがな

氏名(フルネーム)とふりがなを記入する欄です。
ふりがなの基本的なルールは次のとおり。

・ふりがな⇒ひらがな
・フリガナ⇒カタカナ

別途、住所や電話番号、最寄り駅や最終学歴などを加えるパターンもあります。

職務要約(職務経歴)

過去から現在にかけての職務経歴を要約して記載する欄です。
画像では企業に勤務して経験を積み重ねた後にフリーランスに転向し、現在に至るという設定にしています。

保有技術

文字通り、自身の持っている技術の記入欄です。
どんなスキルを持っているのか?が一瞬でわかるように記すことをおすすめします。

資格

エンジニアやプログラマー、WebデザイナーやCGデザイナーなどの自身の希望する業務に関連する資格を記載します。
資格名は正式名称で記すのがコツです。
記憶を頼りにするのではなく、ネット検索で正式名称をチェックすると良いでしょう。

得意業務

自身がどのような業務を得意としているのか?をアピールする欄です。

参画したプロジェクト

画像では説明しやすいように時系列で記載していますが、最新のプロジェクトから記したほうがアピールしやすい傾向があると言われています。

IT業界はその時々の流行りやトレンドなどが、比較的短期間で変わってしまうことがその理由です。

参画したプロジェクトが豊富な方の場合、応募(営業)する企業に合わせた情報を厳選してまとめると伝わりやすいでしょう。

案件名や企業名について

スキルシートでは、案件名や企業名は伏せるのが基本です。
おおまかに業種などがイメージできる程度にぼかした表現を心がけましょう。
「守秘義務契約を遵守してくれる人」という印象につながるかもしれません。

年号や英数字

プロジェクトに携わった期間や職務要約に記載する年号は西暦で記載します。

・2022年7月31日⇒OK
・令和4年7月31日⇒スキルシートではNG
※官公庁あての書類ではOK

それから英数字は半角を用います。

・10名とのlunch⇒OK
・10名とのlunch⇒NG

マネジメント経験

プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどの経験を持つ方は、必ず記載しましょう。
管理業務が任せられる=報酬面の優遇にもつながります。

スキルシートの提出前には必ず見直しをする

スキルシートをすべて記載しましたら、必ず見直しをすることをおすすめします。
タイプミスや誤変換は気をつけていても案外あるものです。

できればプリントアウトしたものを見直しに使うと良いでしょう。
見え方が違うことで、発見できるミスも存在するためです。

まとめ

ここまで、スキルシートに関する次の項目について紹介してきました。

・スキルシートとは?
・スキルシートの書き方とポイント

スキルシートは、無料のテンプレートを使用すると作成しやすいかと思われます。
添付ファイルとして送信するケースも想定した上で、スキルシートのファイルを保存しておきましょう。

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