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VB/VBAの特徴とスキル習得方法について

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2022年06月20日

VB(Visual Basic)とは、Microsoft社によって1990年代に開発されたプログラミング言語であり、Windows上で動作する様々なアプリケーションを作成することができるものです。
一方、VBA(Visual Basic for Applications)とは、マイクロソフト製のMicrosoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語であり、ExcelなどのOffice環境が使えるものとなっています。

VBの特徴としてあげられるのは、ボタン配置などをマウス操作で行えるという点で、その点初心者が簡易アプリケーションなどの開発に用いるのに最適な言語となっています。

VBAは、VBと異なりパソコンにOffice環境があることが動作の条件となっており、その分Excel等を使った機能を自分で記述することなく利用することができます。

開発環境をつくる必要がないという理由で、VBよりも簡単に始めることができるのが利点ではありますが、一方で使える機能が限られてくるということも考慮に入れる必要があるかもしれません。

VB/VBAの習得難易度・勉強方法・資格

VB/VBAは、両者ともに比較的初心者にオススメできる扱いやすい言語であると言えます。

前章で述べましたように、VBは環境構築の必要がある一方で分かりやすいインターフェースとなっていますし、VBAは環境構築の必要がなく、お使いのOfficeの中で簡単に動かすことができます。

一方で、関数や数字については比較的多く使うこととなるので、その知識や学習はある程度必要と言えるでしょう。

VB/VBAの学習方法としては、初心者向けのサイトや参考書がたくさんありますので、それを一周してみるとともに、実際に自分でプログラムを動かして感覚を掴んでみてください。特に、VBAはMicrosoft Officeを搭載しているパソコンではすぐに動かすことができますので、体験のハードルは低いですよね。

これら2つの能力を担保する資格としては、それぞれサーティファイが提供するVisualBasicプログラミング能力認定試験と株式会社オデッセイコミュニケーションズが提供するVBAエキスパートの2つがあります。

資格を獲得することで、案件獲得やエンジニアとしての採用につながる可能性が高くなりますので、ぜひ挑戦をしてみてください。

VB/VBAの将来性・市場

VB/VBAの将来性については、両方ともお先真っ暗ということでは無さそうです。

VBについては、既存のシステムにおいて使われている部分は急激に変化するという事はないのですが、一方で新規案件開発をVBを使って書く企業は今後少なくなっていくかもしれません。

VBAについては、Microsoft Officeの作業効率化や工数を削減するために必須となる言語であり、開発環境構築も必要なく素早くシステム開発が行えるため、Office製品の需要がなくならない限り、今後は安泰でしょう。

しかしその中でも、長年アップデートがされておらず、近年のAI化によって一部業務を取って代わられているという側面は無視できないので、チェックしてみてください。

市場についても、VBは既存のシステム運用・保守のための求人や案件は存在し続けますが、新規案件の数が増加していくという事は考えにくいかもしれません。

VBAについても、RPAなどの効率化のための方法が新しく出てきた今、市場の急速拡大は見込めませんが、今後も継続してExcelなどのデータを使った効率化のための求人や案件は継続的に出てくるはずです。

VB/VBAの主要なフレームワーク

VBについては紹介すべきフレームワーク対象は存在しませんが、VBAでは開発の効率化や拡張・保守運用を簡単にする事やセキュリティを向上させるためのフレームワークがいくつか存在します。

例えば、VectorのExcel VBA Frameworkは、開発の効率化と保守性・拡張性の向上を目的として作られたVBAフレームワークで、いくつかの便利な機能を持ってユーザーのVBA開発の後押しをします。

またVBAについては効率化のために、様々なユーザーがそれぞれフレームワークをオープンソースとして公開していることがあり、検索をしてダウンロードをすることで自身の開発の際にもそれを活用することができます。

ぜひ、効率化のためにもこうしたフレームワークを有効活用してみてください。

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