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自由業(フリーランス)とは?代表的な職種や特徴、混合しやすい「自営業」「フリーター」との違いも解説

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2022年07月08日

「自由業」という言葉を耳にするケースもあるかもしれません。
とはいえ、自由業が具体的にどのような職業や職種を指すのか?については曖昧模糊な点も少なくないでしょう。

ここでは、自由業に関する次の項目をご紹介します。

・自由業とは

・自営業、フリーターとの違い

・自由業の具体的な職種14選

・自由業で働く5つのメリット

・自由業で働く3つのデメリット

・自由業で働く前にやっておきたい3つのこと

この記事が役に立つ方

・自由業やフリーランスに興味のある方
・近未来的に自由業で働くことを視野に入れている方
・自由業と自営業、自由業とフリーターの違いを知りたい方
・自由業で働くメリットやデメリットを理解しておきたい方

自由業とは

自由業は、フリーランスとの同義語として扱われる言葉であり職業です。
企業や団体などと一定の雇用契約を結ぶのではなく、案件ごとの受注や業務委託契約を結ぶ形での働き方が該当します。

一般的には専門的な知識やスキル、経験やインスピレーションを用いて仕事をしているケースがほとんどです。「働き方改革」やテレワーク(リモートワーク)の浸透も相まって、自由業として活躍する土壌や環境が整いつつあります。

自由業は、自身の才覚や裁量にて仕事を進めることが「ある程度まで」可能です。

時間や場所に縛られないという見方もできますが、現実的な納期や締切が存在するため、一部の芸術家などを除けばそれほど自由でもありません。
案件を進める上で、取引相手(クライアント)の意向に沿うことも求められます。

一方で、自由業を営む方の中には、企業や団体に勤めているだけでは得られないような報酬を受け取る方が存在するのも事実です。
収入が激増したときのことを踏まえて、所轄の税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出しておくことをおすすめします。

自営業、フリーターとの違い

自由業と似た言葉に自営業とフリーターがあげられます。
明確な違いが存在しない部分もあるのも確かですが、ここからは自由業と自営業、自由業とフリーターとの違いについて紹介していきます。

自由業と自営業との違い

自営業はお店やオフィスなどを構えて商売をしている印象が強い職業です。

・飲食
・生鮮食品(野菜、肉類、魚介類)
・生花
・税理士や弁護士などの士業
・製菓、加工食品
・賃貸物件などの不動産業

ちなみに税法上では自由業と自営業の明確な区別はありません。
個人事業主または法人(株式会社など)として扱われます。

決められた営業時間や定休日の有無によって、自営業と自由業を区別する見方もあるかもしれません。

自由業とフリーターとの違い

自由業と似た言葉に「フリーター」があります。
フリーターとは、「フリーアルバイター」の略称です。
1980年代のバブル期に、あえて就職をせずにアルバイトで生計を立てる若者たちを称したものが語源とされています。

2000年代以降は正社員での就職を希望しているにもかかわらず、アルバイトやパートタイマーでしか雇用されない状態が「フリーター」のイメージに近いかもしれません。

自由業は専門的なスキルが必要不可欠ですが、フリーターは特別な能力が求められない業務が大半です。
そのため、キャリア構築という点で心もとないのは否めません。

一方で、フリーターの雇用先によっては有給休暇が取得できたり、賞与が支給されるケースも存在します。
フリーターとして生計を立てつつ、才能が開花して作家やデザイナーなどに転身するパターンは枚挙に暇がありません。

ただし社会的信用度の点においては、自由業もフリーターも同じように厳しいのは確かです。
自由業として社会的信用度を高めるためには、確定申告によって一定以上の所得を記録し、中長期的に継続することが求められます。

自由業の具体的な職種14選

ここからは、自由業の具体的な職種として次の14の職種をご紹介します。

・WEBデザイナー
・プログラマー
・ライター
・イラストレーター
・デザイナー
・作家
・アーティスト
・写真家
・YouTuber
・ネット配信者
・ブロガー・アフィリエイター
・コラムニスト
・ネットショップ運営
・投資家

WEBデザイナー

企業や団体などのホームページや、オウンドメディアなどのレイアウトや仕様をデザインする仕事です。
html言語やCSSにて構築するのが一般的ですが、WordPressなどを用いるケースも増えています。

プログラマー

アプリやAI、プラグインなどの開発が主な業務となるのがプログラマーです。
受注する案件によっては高額報酬も期待できることもあり、一定以上のスキルを持ちつつ常にアップデートできるマインドが求められます。

ライター

以前は新聞記者や雑誌などの編集者や、広告代理店のコピーライターより転身するケースが多くを占めた職種です。

インターネットの普及にともない、クラウドソーシングサイトなどから仕事を得るパターンが増えたことから、参入障壁が大幅に下がっています。

商品やサービスの紹介記事が主ですが、企業や団体のオウンドメディアへの寄稿も少なくありません。
自身の得意ジャンルを見つけることが仕事を得るカギとなるでしょう。

イラストレーター

イラストレーターは文字通り「絵を描く」職種です。
雑誌や単行本などのほか、WEB媒体や広告媒体にてイラストを寄稿するパターンがあります。
SNSや同人誌即売会などで発表した二次創作やオリジナル作品をきっかけに、「人気絵師」となる方も少なくありません。

デザイナー

広告や商品のパッケージ、建造物の内装や外装などのデザインを担う仕事です。
前述したイラストレーターと兼業するケースも見受けられます。

作家

主に小説やエッセイ、映画や演劇の脚本や漫画などの作品を執筆する職業です。
広義の意味においては作詞家や作曲家も作家として含まれるかもしれません。

アーティスト

絵画や陶芸、書道や建造物などの芸術作品を作り上げる人たちが該当します。
本来は「音楽家」と呼ぶのが適切であるにも関わらず、芸能に携わる人たちにも用いられている言葉です。

写真家

広告媒体や雑誌などに掲載される写真を撮影する仕事です。
撮影した写真が芸術作品として認められるケースもあります。
無料画像サイトに撮影写真を提供後、ダウンロード回数に応じて報酬を受け取る方も少なくありません。

YouTuber

投稿した動画の視聴回数に応じて広告報酬(Google AdSense)を受け取る人たちの総称です。
チャンネル登録者数1,000名、総視聴回数4,000回以上をクリアすることが条件となります。

人気のYouTuberには、企業や団体から直接広告報酬を受け取る「企業案件」にてより高額な収入を得るチャンスも。

小学生の「将来なりたい職業ランキング」で上位を占めていることもあり、職業として扱われることも増えつつあります。

ネット配信者

YouTubeやTikTok、ツイキャスやふわっちなどのライブ配信にて報酬を得る人たちのことを指します。
報酬はスパチャや投げ銭やグッズなどの形で視聴者から支払われる金品です。

ブロガー・アフィリエイター

WordPressなどで作成した個人ブログを収益化した人たちの総称です。
記事に掲載したアフィリエイト広告より、サービスの契約や商品の購入に結びついた際に報酬が発生します。

所定の審査に通過する必要がありますが、広告のクリックごとに報酬が得られるGoogle AdSenseに登録することも可能です。

SEO対策を施しつつ最低でも100以上のコンテンツが必要となるため、収益化するまでの時間や労力を惜しまないことが求められます。

コラムニスト

政治や経済、社会で起きた出来事について文章にて物申す人たちです。
以前は新聞や雑誌などの紙媒体が主な舞台でしたが、2000年代からはインターネット上に活躍の場を移しています。

ライターや作家や評論家のほか、人気ブロガーがコラムニストとして登場することも珍しくありません。

ネットショップ運営

Amazonや楽天市場などに出品した商品を販売するショップを運営し、収益化に結びつけるものです。
個人だけでなく企業を含めた競合他社が豊富なため、トレンドの波を察知しつつ、SNSやブログなどでの効果的なアピールが求められます。

投資家

株式や不動産、FX(外国為替取引)や暗号資産(ビットコインなど)の取引にて、収入を得る人たち(個人)のことを指します。

少額から始められる取引もありますが、千万単位や億単位の元手があったほうが選択肢が広がるのも確かです。

自由業で働く5つのメリット

フリーランスメリット

自由業として働くことで、次の5つのメリットを享受することに結びつきます。

・業務時間の設定が可能
・年下や後輩相手にも自然に敬語が使えるようになる

・やりたい仕事を選択できる(限度はあります)
・定年がない
・高額収入を得られる可能性を持つ

業務時間や仕事量の設定が可能

自由業は締切や納期が差し迫っていない限りは、業務時間の設定が可能です。
体調が思わしくないときは休みを取ることも難しくありません。
自身の都合に合わせて仕事量を調整することもできます。

年下や後輩相手にも自然に敬語が使えるようになる

自由業を継続することで、年下や後輩相手にも自然に敬語が使えるようになります。
何故ならば、仕事を依頼する相手は必ずしも目上の人たちばかりではないからです。

そのため、年下や後輩だからといって横柄な態度を取るような方は自由業に向いていません。
「人にやさしく」接することが、継続の秘訣です。

やりたい仕事を選択できる(限度はあります)

自由業の一番のメリットは、やりたい仕事を選択できる点ではないかと思われます。
もっとも、相応の実力がなければチャンスそのものが訪れません。

将来的な目標として、コツコツと日々の業務をこなしていくことが実現への近道であり王道です。

定年がない

自由業は企業や団体に勤務する方と違い、60歳や65歳などの定年制度がありません。
仕事の依頼が続く限り、何歳になっても業務を継続することが可能です。
そのためにも、健康管理をしっかりと行っておきましょう。

高額収入を得られる可能性を持つ

職種にもよりますが、高額収入を得られる可能性を持つのも自由業ならではのメリットです。
作家などの印税や広告報酬、配当金や譲渡所得、作品の二次使用や商標登録などによるものが想定されます。

自由業で働く3つのデメリット

自由業で働くことで高額収入の可能性などのメリットが得られる一方で、以下の3つのデメリットが生じることも踏まえておきたいところです。

・そもそも不安定である
・営業や経理での対応力が求められる
・乏しい社会保障

そもそも不安定である

自由業はそもそも不安定な職業です。
仕事量や収入を自身の裁量にて増やすことができる反面、社会情勢などで仕事が激減することも珍しくありません。

営業や経理での対応力が求められる

マネージャーなどを雇用しない限りは、自由業の方は営業や経理も自身で行う必要があります。

最低限の営業力がなければ仕事が得られません。
確定申告の時期は領収書の整理や、申告書類の作成に追われることになります。

乏しい社会保障

企業や団体に勤務する方と比べた際、自由業の社会保障は乏しいのが現実です。
雇用保険が適用外のため、失業しても手当が支給されることはありません。
年金も国民年金のみとなることから、老後の受け取り額も少なくなります。

貯蓄の継続や、国民年金基金やiDeCoなどへの加入による対策を講じる必要があるでしょう。

自由業で働く前にやっておきたい3つのこと

自由業で働く前には、次の3つの項目をクリアすることが推奨されます。

・まとまった金額の資金を用意する
・他者と差異化できるスキルを持つ
・営業ツールを準備する

まとまった金額の資金を用意する

前述したように、自由業はそもそも不安定な職業です。
健康上の理由などで、収入が途絶えることも想定されます。
特にスタートの時点で仕事が思うように得られない場合、生活そのものが難しくなってしまうかもしれません。

上記の不安要素を少しでも払拭するためにも、まとまった金額の資金を用意しておきたいところです。

可能であればそれまでの年収と同じ金額。
またはそれ以上の金額を準備してから自由業への道に踏み切りましょう。

企業や団体に勤務している方は、退職前にクレジットカードの作成や住宅ローンの設定を済ませておくことをおすすめします。

他者と差異化できるスキルを持つ

他者と差異化できるスキルを持つことも、自由業の継続に不可欠です。
誰もができるような仕事は報酬も安価であり、仕事そのものを得ることも難しいでしょう。
あえて競合が少ないジャンルを選択するのもひとつのやり方です。

営業ツールを準備する

自由業に臨む際、次の営業ツールを準備することも大切な要素です。

・業務用の銀行口座の開設
・業務用のSNSアカウント
・業務用のホームページ
・業務用の名刺など

SNSアカウントやホームページに関しては、コメントに対する姿勢を決めておくことをおすすめします。

残念ながら、冷やかしや悪意のあるコメントが大多数を占めるのが現実です。
DM(ダイレクトメッセージ)の大半は、詐欺やマルチ商法への誘いと言っても過言ではありません。

ブロックやミュートの使用も想定しておきましょう。
基本は「君子危うきに近寄らず」です。

まとめ

ここまで、自由業に関する以下の項目を紹介してきました。

・自由業とは
・自営業、フリーターとの違い
・自由業の具体的な職種14選
・自由業で働く5つのメリット
・自由業で働く3つのデメリット
・自由業で働く前にやっておきたい3つのこと

自由業は継続することが何よりも大切です。
自身の体調や健康を管理し、良好な精神状態を保つことが継続の秘訣となり得るでしょう。
資金などをしっかりと準備した上で、自由業に臨むことをおすすめします。

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