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働く場所を自由に選べるフリーランス

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2021年03月29日

働く場所を自由に選べるのは、フリーランスの魅力の一つですが、全員が好きな場所で働いているわけではなく、依頼された内容によっては、働く場所を制限されるケースもあります。
ここでは、フリーランスの働く場所について纏めてみました。

フリーランスの働き方

フリーランスと聞くと、「会社に縛られず自由に働く」「クリエイティブな仕事を好きな場所で」などのイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、無報酬のアマチュアではなく、対価として報酬を頂く以上、プロとしての自覚と責任は必要です。
そのため、会社員以上にシビアな面もあります。依頼された内容の品質を確保し、合意した期日に確実に納品できない場合、報酬を頂けないケースも十分あり得ます。

フリーランスとしての働く場所

それでは、フリーランスはどこで働いているのでしょうか。
大きく分けると、自宅などで仕事をする「テレワーク型」とクライアント先へ出向く「常駐型」があり、仕事の内容に応じて、一長一短があると言えます。

テレワーク型・常駐型

テレワーク型

テレワーク=tele(遠く)+work(働く)と言う意味で、遠隔地で働く総称として使われています。リモートワーク、在宅ワークもほぼ同義語と思ってよいでしょう。
自宅やカフェ、シェアオフィス、コワーキングスペースなどが主な仕事場で、仕事への関わり方は大きく2パターンに分けることができ、「特定クライアント向け」「不特定クライアント向け」があります

・特定クライアント向け

過去の人脈や取引先などから依頼された仕事を受注し、自宅等で作業をします。
短期スポットの仕事から中長期にわたり継続的に依頼される場合もあり、経理処理、データ入力からシステム開発まで職種も幅広く、フルタイムからすきま時間まで様々な仕事がある。

メリットとしては中長期の取引になると人的関係が強くなる傾向があるので、状況に応じて仕事量なども調整しやすくなる傾向となることが挙げられます。
ただし、顧客へ依存するという点では少しリスクもあります。

・不特定クライアント向け

顧客を特定せずに自分の保有するスキルを活用して報酬を得ていきます。利用される体表的なサービスとしてクラウドソーシングがあります。
クライアント(発注側)がインターネット上で仕事を業務委託する仕組みで、手切れの良い短期スポットの仕事が多いです。
ロゴデザインや記事作成、ホームページ制作など幅広い職種の仕事があり、主にすきま時間の活用が主な働き方になっているようです。

保有するスキルを活用してすきま時間で報酬を得れるので、アマチュアからプロフェッショナルまで状況に応じて働けるメリットがあります。
一方でクライアント(発注側)は仕事を公募形式で依頼することで費用を安くしたい思惑もあるため、対価が見合わない仕事も出てきています。
また、特にクリエイティブなものの場合は相場や標準価格がつきにくく、実績や知名度などで対価が大きく変わっています。

常駐型

テレワーク型の特定クライアント向けの仕事と目的は同じ場合もありますが、手段として依頼元に常駐することが大きく違います。
主に、コンサルティングやIT業界でのシステム開発や構築などの職種に多いのが常駐型です。
一人で短期の仕事をする場合はテレワーク型でも可能ですが、クライアントと共同で成果を出す場合やコミュニケーションが密に必要な仕事は常駐したほうが効率も良いですし、また、セキュリティ上外部へ持ち出せない仕事の場合など、依頼元に常駐せざるを得ないケースもあります。

常駐型のメリットとしては、収入が安定する事でしょう。比較的中長期の仕事が多く、弁護士のように専門能力をタイムチャージ(時間清算)で提供するケースが多いため、働いた分が全て報酬へ繋がり、リスク低減が図れます。
一方でクライントと共同で仕事を進める場合は、同じ空間・時間を過ごす必要性があるため、働く場所と時間を自由に選びたいからフリーランスを希望した、という人にとっては少し窮屈に感じるかもしれません。

常駐型の仕事を探すには、いわゆるエージェントと呼ばれる案件紹介サービスを利用するのが一般的です。

働く場所は一長一短

テレワーク型と常駐型、働く場所については一長一短があると思います。
例えば、自宅=働く環境となると仕事内容の向き不向きもあります。
また、突き詰めていくと、仕事部屋を作り、機材を揃えたりする費用もかさんでいくため、在宅でできる仕事には限界があるでしょう。
そのため、結果的にブラック企業と同じような働き方になる方もいらっしゃるようです。フリーランスには労働基準法は適用されないため、どのように働くのかは本人の自由ですが、勤務時間の成約や、通勤時間の成約などの中で働くほうが働くペースを保てる場合もあります。
それでも常駐型を好まない場合は、コワーキングスペースの活用も検討すると良いでしょう。

常駐型は一見会社員と同じような働き方です。しかし、どこかの社員となって、就業規則を守り、出世出来るかどうかを気にしながら働くのに比べ、精神的な開放感はやはりフリーランスの魅力と言えるでしょう。
また、常駐しているとはいえ、その仕事との関わりを自ら絶ち、別の仕事に移る自由も約束されています。出世して給与アップ出来るかどうかを伺いながら働くより、自ら提示する希望単価で働ける喜びも大きいと思います。

テレワーク型と常駐型、柔軟な働き方ができるのもフリーランスならではと言えると思います。

→フリーランスにはどのような働き方があるのか

まとめ

仕事を受注して報酬を得る。これは企業でもフリーランスでも同じで、まずは「信頼」が必要です。
信頼できる相手を見つける手段として早く確実なのは既に信頼がある知人・友人です。また、既に実績のある以前の取引先や一緒に仕事をした人と取引を継続することもごく自然な事でしょう。
一方で、仕事が特殊でクライアントを見つけることが困難だったり、人脈が薄い場合は、クラウドソーシングやエージェントなどのサービスが充実してきているので、活用してみてはと思います。
また、働く場所については一長一短です。しかし、そのどちらかに限定する必要すらないのがフリーランスの魅力です。どちらが自分に合うかを比べながら働くのも良いでしょう。

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