特に大企業に勤める会社員や、公務員には、「住宅手当・家賃補助」「家族手当の支給」、「保養所など宿泊施設の提供」など、さまざまな福利厚生サービスが提供されているケースも少なくありません。
こういった便利な福利厚生サービス、フリーランスには全く無いと思っていませんか?
今回は、実はフリーランスでも使えるさまざまな福利厚生サービスを紹介します。
フリーランスが受けられる福利厚生サービスとは
フリーランスが受けられる福利厚生サービスは、正社員を比べ、どういったものがあるのでしょうか。
フリーランスにとっての福利厚生サービスとは
フリーランスにとってどういった福利厚生サービスはどのようなメリットがあるのでしょうか。また、会社員にとっての福利厚生サービスと違う部分はあるのでしょうか。
フリーランスにとっての福利厚生サービスのメリットと言えば、以下のようなものとなります。
- 加入者だけでなく家族も福利厚生サービスを利用できる
- 旅行の宿泊や保険、人間ドックなどの医療サービスの割引が受けられる
- 介護などの際の給付金が受けられる
フリーランスが受けられる福利厚生サービスの一覧
フリーランスが受けられる福利厚生サービスには、会社員と異なりいくつかの特徴があります。それらを3つのタイプに分けて紹介します。
まず、提供のされ方によって大きく以下の3つに分けられます。そして、それぞれ特徴あるサービスを提供しています。
クラウドソーシング事業者による福利厚生サービス
ランサーズやクラウドワークスといった大手のクラウドソーシング事業者によって提供されているものです。これには、以下のようなものがあります。
- 「健康・ヘルスケア」「育児介護サービス」「スポーツ・フィットネス」「食事・グルメ」「旅行優待」など全国の施設での利用優待
- スキルアップのための研修サービス、資格取得支援
- 法律、税務の無料相談サービス
など
クラウドソーシング事業者によって提供される福利厚生サービスには、大手企業などでよくある旅行や食事などのサービスのみならず、フリーランスならではの法律や税務の相談サービスなど多岐にわたっています。
フリーランス協会などの公益団体による福利厚生サービス
フリーランスを守る団体としてフリーランス協会というものがありますが、こういった公益団体によって提供されるサービスもあります。公益団体では、他にも商工会議所のCLUB CCIなどがあり、これらは以下のような福利厚生サービスを提供しています。
- 保険会社と提携した傷害補償
- 業務上に過誤などに備えたフリーランス賠償責任保険
- 万が一働けない場合などに備えた所得補償制度
- 健康診断の優待
- コワーキングスペースなどの利用優待
など
フリーランスの場合は、個人として企業などのクライアントと仕事をすることになります。その際はどうしてもトラブルになることがあります。
会社員であればそういったことは法務部門が対応してくれることになりますが、フリーランスでは自分で解決する必要があります。
また、フリーランスにつきものの確定申告のサポートなど、税務面でのサポートや相談窓口など、フリーランスにとって便利で必要なサポートを受けられるようにもなっています。
このようにフリーランスは会社員と違って福利厚生がないという認識を持っている人が多いと思いますが、実はさまざまなサービスを受けることのできる仕組みがあります。
まとめ
一般の会社員などと違い、フリーランスの場合は福利厚生がないと思っている人は多いのではないでしょうか。
実は、フリーランスでも受けられる福利厚生にはさまざまな種類があります。例えば、宿泊施設やグルメなどの優待だけでなく、健康診断や人間ドックの補助もあります。また、賠償責任保険や法律・税務相談、コワーキングスペースの利用優待など、フリーランスとして仕事をする上でとても役に立つサービスも提供されています。
今まで、福利厚生を利用してこなかったフリーランスの皆さん、ぜひ今回の記事をきっかけにして自分にあった福利厚生サービスを積極的に活用してみましょう。