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ISO/IEC 国際標準化 第01回【国際標準化ってなに?】

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国際標準化について全5回で解説するシリーズの第1回目です。
今回は「国際標準化ってなに?」というテーマについてお伝えしていきます。

「国際標準化」と聞いてみなさんは何を想像しますか?
多くのかたは「何ですか?それ」と思われるのではないでしょうか。
国際標準化が私たちの生活にどのように関わっているか、その概要や役割、活動内容について見ていきましょう。

国際標準化ってなに?

国際標準化とは、国際規格(インターナショナル・スタンダード)の文書をつくる活動のことです。世界中で「これは世界共通だよ」という取り決めを、明示的に文書化することになります。その国際標準を作る団体について説明していきます。

標準化の役割

標準化する目的とは、そのことで生活が便利になる・うれしいことがある、というメリットを得るためのものです。実際に標準化された例についてご紹介します。

標準化が遅れ大きな損害になったもの

日露戦争時代の1904年、アメリカのボルティモアで大きな火災がありました。この時ある標準化ができておらず、消火が遅れ莫大な損害が発生してしまいました。
当時何が起きたのか、説明していきます。

標準化されて便利になったもの

私たちが当たり前に使っている生活品にも、標準化されているものがあります。これらは世界共通になっていて、どの国でも同じものを使い購入することができます。
どのようなものが標準化されているのかご紹介します。

標準化されずに困っているもの

生活品のなかには、国によって規格が異なり、海外でそのまま使えないものがあります。また自動車の通行について、国によって左側・右側と違いがありますが、じつは自動車メーカーにとっては開発に大きな影響を与えています。
どのような点で困っているのか説明していきます。

ISOとIEC

標準化をすすめる団体で一番大きいのが、ISOとIECです。

ISOとはInternational Organization for Standardization(インターナショナル・オーガニゼーション・フォー・スタンダーディゼーション)の略で、IECとはInternational Electrotechnical Commission(インターナショナル・エレクトロテクニカル・コミッション)の略です。

これらの団体がどのような標準化を行っているのか説明していきます。

日本国内標準JIS

日本国内ではJISという団体が標準化の活動を行っています。JISマークは小学生のノートにも付いていて、日本人には身近な存在となっています。
以前は工業的なものをメインとする団体でしたが、近年ではさまざまな分野のものが扱われるようになりました。
ISOの国際規格とも深くつながりのあるJISについて解説していきます。

どんな手順で標準化されるのか

あるものについて標準化を行いたい場合、その道のりは意外と長くかかります。はじめにエディターと呼ばれる担当者が原稿を作りますが、標準化が決定されるまでおおよそ3年程度必要となります。

どのような手順で標準化が進むのか解説していきます。

標準化活動の面白さ

標準化活動を長く続けられる理由は、その面白さにあります。狭い分野の特定のジャンルであっても、国の代表として活動できることで非常にやりがいも感じられます。

解説者(木下様)が4年間続けてきた活動のなかで、どんな思いを持つようになったのか説明していきます。

※次のテーマでは、具体的なシステムエンジニアリングに関係する国際標準化活動について説明していきます。


ISO/IEC 国際標準化活動に従事する木下 修司様の解説動画です。

木下 修司さま ご紹介

東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 事業設計工学コース 助教
合同会社木下屋 技術顧問
ISO/IEC JTC 1/SC 7/WG 29 Agile and DevOps 国内委員会主査
2016年より、研究成果を実務に生かすため、ISO/IECでの国際標準化活動にも従事している
専門は「システムの見える化」


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