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アジャイル開発 第02回 【アジャイルとは?】

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アジャイル開発について全6回に渡って解説をしていくシリーズの第2回目です。
今回は「アジャイルとは?」というテーマについてお伝えしていきます。

アジャイルという言葉の意味とは。
アジャイル開発に用いられることの多い、4つの具体的な手法について。
アジャイルの歴史からアジャイルソフトウェア開発宣言の解説、4つの価値や12の原則とは。

そして具体例とともに、従来の開発とアジャイル開発を比較して解説していきます。

そもそもアジャイルとは

「アジャイル」という言葉の意味

「アジャイル」という言葉には、「俊敏な」「素早い」という意味があります。
また「アジリティ」という言葉もよく使われますが、こちらは「機敏性」「敏捷性」という意味があります。

アジャイル、という言葉はソフトウェア開発の中で生まれました。ソフトウェア工学においては「迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う、軽量な開発手段群の総称である」と解説されています。この言葉のポイントについて、詳しく解説をしていきます。

アジャイル開発でよく利用される、4つの手法とは

アジャイル開発の重要なポイントとして、「迅速的かつ適応的に」というものがあります。それらを実践するために、アジャイルの手法の中でもよく利用される4つの手法があります。

「スクラム」については、後ほどの回で詳しく取り上げていきます。

他にはケント・ベックさんの考案した「XP(エクストリームプログラミング)」。トヨタ生産方式の考え方を取り入れた「かんばん」。そしてこちらもトヨタ生産方式の考え方を取り入れた「リーン/トヨタ生産方式」。この3つの手法について詳しく解説をしていきます。

アジャイルの歴史

アジャイルが生まれたのは、ソフトウェア開発をより良くしたいという現場の思いからです。製造業における仕事の進め方や工夫を開発の現場に活かせないか。トヨタ生産方式を参考にして生まれたスクラムガイド。様々な人たちの討論から生まれたXP(エクストリームプログラミング)。そこから2001年のアジャイル開発宣言に至るまでの歴史を詳しく解説していきます。

アジャイルソフトウェア開発宣言。4つの価値と12の原則

アジャイルソフトウェア開発宣言には、4つの価値というものがあります。

「プロセスやツールより個人との対話」

「ドキュメントより動くソフトウェア」

「契約交渉よりも顧客との協調」

「計画に従うことよりも変化への対応」

日々状況が変化する中で、必要とされ、重要視されるものとはなんでしょうか。この4つの価値についての解説と、「アジャイルソフトウェア開発宣言の背後にある12の原則」について、具体的に紹介をしながら解説をしていきます。

アジャイルで目指す姿

アジャイルの目指す姿というものについて、先ほどご紹介した4つのポイントをベースに示されています。

1つ目は顧客満足度向上競争力を引き上げることです。会社目線になりがちな姿勢をどう変えていくか、そしてその結果どういった効果がもたらされるのでしょうか。

2つ目は本質的なゴールを目指す、ということです。本質的なゴールとは、目指すべきものについて解説をしていきます。

3つ目は自己管理の出来る強いチームを作る、ということです。求められるチームの姿とはどのようなものなのでしょうか。

4つ目は早いフィードバックサイクルで改善し続ける、ということです。より良いものを提供するために、世の中に出した後にすべきことについて解説をしていきます。

従来の開発手法との違い

動画の中では車の制作工程を例に、従来の開発とアジャイル開発とで比較をしながら、従来のアプローチ方法とアジャイルでのアプローチ方法を具体的に説明していきます。

従来の開発では、車を制作する際には「車を作ること」と目標にしています。目標に向かって部品を作り、組み立てていくわけですが、それで出来上がるのは「車」という成果物になります。

アジャイル開発では、車を作るということ、その先にあるものを具体的に検討していきます。ユーザーが求めているのは、単に車という成果物だけなのでしょうか、というところからアプローチしていきます。この手法の比較から、よりアジャイルへの理解を深めることが出来るのではないでしょうか。


アジャイルコーチとして活躍する 中野 安美様の解説動画です。

中野 安美さま ご紹介

ニッセイ情報テクノロジー株式会社にて、生命保険会社向けシステム開発のPMを経験後、アジャイル開発をスタート。その後クラウドサービスベンダーを経て、2019年9月起業。 現在はアジャイルコーチ、新規サービス開発支援などを行う。

  • Agile Japan2020実行委員長
  • エンタープライズアジャイル勉強会実行委員
  • 情報処理学会 情報処理に関する法的問題研究グループ
  • 価値開発研究会(V-Labo)メンバー

Agility Design株式会社


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