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ISO/IEC 国際標準化 第02回【システムエンジニアリングの国際標準化】

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国際標準化について全5回で解説するシリーズの第2回目です。
今回は「システムエンジニアリングの国際標準化」というテーマについてお伝えしていきます。

システムエンジニア(SE)は、みなさんもご存知の通りシステムに関わる職業のこと。では「システムエンジニアリング」という言葉だとどうでしょうか?恐らく、改めて考えてみるとよく分からないという方が多いはずです。

システムエンジニアリングの内容、及び国際標準化について詳しく説明していきます。

システムエンジニアリングとは?

システムエンジニアリングと聞かれて難しく考える必要はありません。簡単に言えば、エンジニアの方がシステムやサービスを作る活動そのものを指しています。
その具体的な内容について解説していきます。

ISO/IEC JTC1について

前回の動画でもご紹介した通り、国際標準化をすすめる団体で一番大きいのがISOとIECです。情報技術に関する標準化については、その2つの団体が共同でTC(Technical committee[技術委員会])を作って活動しています。
ここではJTC1とTCについて説明していきます。

TCの数はどれぐらい?

TCは技術分野毎に数多く作られています。例えば始めのTC1はScrew threads(ねじ山)の分野です。有名なものではTC22のRoad vehicles(自動車関係)もあります。
現在どれぐらいの数があるのか説明していきます。

ISO/IEC JTC1/SC7について

TCの下には、多くのSC(サブコミッティ)が存在しています。
情報技術分野も同じで、JTC1の下にSC(サブコミッティ)があり、そのうち7番目のSCが“Software and systems engineering”になります。そしてシステムエンジニアリングの国際規格は、このSC7で開発されています。
ここではTC、SC、さらにその下に枝分かれするグループ活動について解説していきます。

SC7内のWorkingGroupについて

SC7内では、さまざまなWorkingGroupが活動を行っています。この情報はISOのホームページでも確認することができます。ここでは現在どのような活動がされているのか解説していきます。
また、こちらの内容は今後別の動画でも紹介する予定です。

SC7の主な国際規格とは?

一般企業で働くエンジニアの場合、日常で国際規格に触れる方というのは少ないはずです。しかし以外と知られていない身近なところで、SC7の規格は使われています。
ここでは日本が主体となって作られた国際規格について説明していきます。

SC7で作られた15288の規格とは?

SC7のなかに有名なもので15288シリーズというものがあります。
エンジニアの業務手順に深く関わるもので、“システムライフサイクルプロセス”について標準化された内容になります。ここではその詳細について解説していきます。

“共通言語”となる2つの規格

SC7で中心となるのが、12207(ソフトウェアライフサイクルプロセス)と15288(システムライフサイクルプロセス)です。これらはSC7の他の規格とどのように関わっているのか解説していきます。

 

※次のテーマでは、標準化に関するトピックについて説明していきます。


ISO/IEC 国際標準化活動に従事する木下 修司様の解説動画です。

木下 修司さま ご紹介

東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 事業設計工学コース 助教
合同会社木下屋 技術顧問
ISO/IEC JTC 1/SC 7/WG 29 Agile and DevOps 国内委員会主査
2016年より、研究成果を実務に生かすため、ISO/IECでの国際標準化活動にも従事している
専門は「システムの見える化」


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