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フリーランスになるための事前準備

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2021年03月29日

フリーランスには誰でもなる事ができます。やりたい事があれば、特殊な資格も必要無いのであっさりと働き方を変える事は可能です。

働く環境も10年前と比べても変わりつつあります。ひと昔前は「フリーランスになる」と言うとちょっと特殊な働き方として見られて、腕に自信がある一部のプロフェッショナルな方が、会社の枠を超えて能力を発揮するために独立する、というイメージがありました。その為「正社員として働く」事と「フリーランスとして働く」事では別々の働く市場(しじょう)があるイメージで、お互いの働く市場には見えない壁がある印象だったと思います。

現在では企業の意識も代わり、キャリアがあり即戦力になるかどうかを重要視し、過去にどの様な働き方をしていたか、と言うことを気にしない企業も増えた結果、見えない壁が低くなり、働く市場を行き来しながら働く方も増えています。

このように、もはや働き方を自由に選ぶ時代ですが、事業として成功するために、また個人で社会的信用を得られるためにも必要な事前準備はなにか、抑えておきましょう。

日本のフリーランスを取り巻く環境

フリーランスという働き方を始めるための事前準備

1)社会的信用が必要な契約は後ろ盾があるうちに行う

会社を設立した場合も同じですが、事業を継続していると信用度は上がります。
そのため、個人事業主として仕事を開始したばかりでは、社会的信用は低くてあたりまえです。クレジットカード作成や住宅ローンだけでなく、賃貸物件の審査が通らない場合があります。
例えば、住宅ローンなどを代表とする「どんな会社に何年勤めて、年収はどれくらいか」という審査方法は未だに主流となっています。
フリーランスを検討しているが、今現在は企業や団体に勤めているという方は、今のうちにやっておいたほうが良いことをいくつかご紹介致します。

・クレジットカードの作成
現在持っている場合はそれをプライベート用として使い、新たに仕事用で作っておくと帳簿作成や決算時にも支出を明確に分けることが出来て便利です。
・銀行口座の作成
これもクレジットカード同様ですが、仕事用の口座で収入や支出を一元管理できると管理が楽になり、確定申告などもやり易くなります。
またその際、屋号付き口座を作ると、取引先に安心感を与えることができるでしょう。
なぜなら、屋号付き口座を作成するには、開業届や名刺など、銀行に提示しなくてはならない書類が多く、「その条件をクリアしている」という銀行からの信用を取引先に伝えることができます。
・不動産賃貸の契約
自分が居住するための賃貸マンションなどは、会社員時代に契約した方が審査に通りやすいはずです。
また、これは開業後でも良いですが、客先常駐型で働くわけではないなら、シェアオフィスやバーチャルオフィスを使うのも手です。それらと契約しており、かつ訪問できる場所がある、ということも信用度の向上になるでしょう。

2)事前に検討した方が良いもの

・屋号(会社名のようなもの、呼称)
口座の名義でも触れましたが、特に必要というものでは無いですが、個人名よりも信用を得ていくための第一歩とも言えます。
覚えてもらいやすく、読みやすい(言いやすい)ものがおすすめです。また、先々法人化を検討しているのであれば、「株式会社」と前後についた場合も考慮すると良いでしょう。
・自社サイト、SNSのドメインを取得
屋号を決めて活動する場合は、ホームページを作る方もいらっしゃいます(無くても問題はないです)。その場合、「お名前.com」などでドメインを取得して準備するのも良いでしょう。こちらも屋号同様、覚えてもらいやすいものがおすすめです。文字数もあまり長すぎないほうが良いです。
・仕事用メールアドレスの取得
独自ドメインを取得された方は、それを活用してメールアドレスを作ると思います。また屋号をつけない、またドメインを取得しない場合は「Gmail」などで仕事専用のメールアドレスを作っても良いでしょう。プライベートと仕事を分けて管理できるようになります。
・名刺の作成
ホームページやメールアドレスまで専用のものを作成したのでしたら、それらが明記してある名刺も必要ですね。
客先常駐型で働くフリーランスで活動される方でも30~50%ぐらいの方が名刺を作っていますので、非常駐型の方でしたら更に多くの方がオリジナルの名刺を持っていると思います。
顧客開拓や取引先相手に渡すことはもちろん、フリーランス同士のネットワーク形成にも使うことが多いようです。やはり持っていると連絡先交換がやり易いので便利ですね。
個性的なデザインで覚えてもらうのも悪くないのですが、読みやすさや、名刺交換アプリなどを考慮し、スキャンしやすいデザインにすると良いでしょう。
・勉強会や交流会への参加
組織に属さない場合、定期的に新しい知識を仕入れたり、技術や業界情報を共有する機会が少ないため、積極的に勉強会や交流会に参加することをおすすめします。
情報収集の場として、新たな人脈を獲得する場として利用できます。
【イベント情報サイト】ATNDTechplay

まとめ

フリーランスとして働くにあたり、自分が働きやすい環境を事前に作っておく事と、事業を成功しやすくする事、両方に目を向ける必要があります。
会社員時代のほうが信用を得られやすいため、審査を必要とするものを今のうちに準備しつつ、フリーランスになった後は、自己PRをしっかりと行い、営業活動に役立てるようなものを揃えて行きましょう。
ただし「仕事で成果を上げること」が一番重要ですので、最初からすべてを用意できなくても問題ありません。
また、情報収集や人脈形成のために、交流会などにも積極的に参加すると良いと思います。

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