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アジャイル開発 第01回 【今なぜアジャイルか】

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アジャイル開発について全6回に渡って解説をしていくシリーズの第1回目です。
今回は「今なぜアジャイルか」というテーマについてお伝えしていきます。

今、アジャイルという言葉がよく聞かれます。
アジャイルとは何か、今なぜアジャイルなのか。
アジャイルという言葉がいろいろな場所で聞かれるようになった背景について、様々な角度から解説をしていきます。

「失われた30年」とアジャイル開発

バブルがはじけ、今日に至るまでの30年間は「失われた30年」と呼ばれています。平成元年の世界時価総額ランキングでは、かつて5位までを日本企業が独占していました。それから30年、現在の世界の状況と日本企業の位置はどうなっているのでしょうか。現在トップ5を占める企業や日本企業の状況についてお話をしていきます。

現在はVUCAの時代と言われています。VUCAとは、【Volatility(変動性)】【Uncertainty(不確実性)】【Complexity(複雑性)】【Ambiguity(曖昧性)】の4つのワードの頭文字を取ったものです。日本企業はこの時代にどう立ち向かっていけばいいのでしょうか。

コロナ禍によって生活環境が一変した方も多いのではないでしょうか。生活スタイルや働き方が変わり、ニューノーマルな時代に入ってきました。そうした変化の中で消費者のニーズも変わってきます。それらに対応するために、企業はどのようなサービスを提供すべきなのでしょうか。

経済産業省が出しているDXリポート。DXとは【デジタルトランスフォーメーション】を略したもの。現在こちらに取り組んでいる企業はとても少ない状況です。DXレポートのポイントについて、そして企業文化として企業が身につけていくべきこと、変えるべきこととはなんでしょうか。

デジタル庁が新設され、担当大臣である平井大臣が掲げているテーマの一つに「ベンダーからの丸投げの脱却」があり、次に「内製化」を掲げています。この二つの言葉の指す意味と、アジャイルの関係について解説していきます。

システム開発での組織構造における課題とは

日本企業の企業課題は大きく分けて二つあり、そのうちの一つは組織構造の課題です。
企業には二つの典型的な型が存在します。
一つはピラミッド型の組織。もう一つは縦割りのサイロ化された組織。

ピラミッド型の組織では、直属の上司に提案をした時点で何度か差戻しなどのやりとりが発生します。そこをクリアしても、またその上の上司とのやりとりが発生してしまうなど、進捗にかなりの時間を要します。

サイロ化された組織では、縦割り組織の中で別部署同士のやりとりをすることもあります。その際担当者レベルではなく、その上の役員同士の折衝が必要になることも。結果的にこちらにもかなりの時間を要します。
この組織構造の課題が日本企業のスピード感を遅くしていると言えます。
代表的な二つの組織の型の課題についてさらに解説していきます。

もう一つの課題は経過重視というものです。仕事の単位が大きくなると、その分しっかりと計画をしようとする動きがあります。その結果、計画を立てるのに時間がかかり企画からリリースまで一年、長いと五年かかる、というケースも。計画をしっかりと立てるということは、大きな仕事であればあるほど、企画段階や予算策定段階でかなりの時間を要します。計画重視で一番の無駄になってしまうもの、犠牲になってしまうものとはどういったものなのでしょうか。

アジャイル開発で重視されること

上記の状況について、一橋大学の野中郁次郎先生は「現代における三大疾病」と評しています。
三大疾病とは、オーバーアナリシス【過剰分析】、オーバープランニング【過剰計画】、オーバーコンプライアンス【過剰規則】の三つで構成されています。
特にオーバーコンプライアンスについて、日本企業にありがちな社内ルールに縛られてがんじがらめになり、ついには動けなくなってしまう、という問題があります。保守的な組織の中で起こる問題、そしてそこにアジャイルという要素が絡むことでどのような発展が望めるのでしょうか。
デジタルトランスフォーメーションを実現するために必要なアジャイルについてお伝えしていきます。


アジャイルコーチとして活躍する 中野 安美様の解説動画です。

中野 安美さま ご紹介

ニッセイ情報テクノロジー株式会社にて、生命保険会社向けシステム開発のPMを経験後、アジャイル開発をスタート。その後クラウドサービスベンダーを経て、2019年9月起業。 現在はアジャイルコーチ、新規サービス開発支援などを行う。

  • Agile Japan2020実行委員長
  • エンタープライズアジャイル勉強会実行委員
  • 情報処理学会 情報処理に関する法的問題研究グループ
  • 価値開発研究会(V-Labo)メンバー

Agility Design株式会社


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