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プロダクトマネジメント 第01回 【ゼロからプロダクトマネジメント 前編】

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プロダクトマネジメントについて、全5回に渡り解説をしていくシリーズの第01回目です。
今回は「ゼロからプロダクトマネジメント」というテーマについてお伝えしていきます。

解説をしていただくのは、プロダクトマネジメントで多くの実績を持つ株式会社witch&wizardsの森 雄哉 様です。

今回のトピックス

  • 身の回りに溢れる様々なプロダクト
  • プロダクトとは何か
  • プロダクトの構造
  • プロダクトの変化
  • 要素の変化

ゼロからプロダクトマネジメント

身の回りに溢れる様々なプロダクト

世の中にはプロダクトが溢れており、周りを見回すともはやプロダクトではないものを見つける方が大変なほどです。

例えばコンビニエンスストアの店内には、およそ3000点もの商品が並んでいます。さらに自分の家の中を見回してみても、数千点のものがあります。

プロダクトとは目に見えるものだけではありません。音楽や映画といったデジタルデータを購入することや、コンビニエンスストアに設置されているATMを使用したり、クリーニングなどのサービスを利用する、これらのサービスもプロダクトなのです。

日常生活を送っていると、レシートやカードの明細がどんどん増えていきます。この明細の項目一つ一つが、私たちが直接購入しているプロダクトです。

この他にも、道路や電柱など間接的に利用しているプロダクトもあります。

そういったものをすべて含めると、私たちは日々の生活の中において、実に何百万ものプロダクトに囲まれて生活をしている、ということがわかります。

動画では直接購入しているプロダクト、間接的に利用しているプロダクトについてより詳しく解説をしていきます。

プロダクトって何?

プロダクトとは「顧客の思いに応えるもの」です。

例えば音楽を聴きたいと思っていても、ただそれだけでは聴きたい音楽は聴こえてきません。音楽を聴くにはスマートフォンに聴きたい音楽をダウンロードして再生をする、またはアーティストのライブに直接参加をするなど、何らかの方法が必要になります。

このような「私たちの思い」が実現できるように提供されるものが「プロダクト」です。
そしてこの思いをニーズ(Needs)と呼びます。

日々の生活の中では様々なニーズが生まれます。このニーズに応える形で様々なプロダクトが誕生してきました。

その後ニーズはさらに高度化し、1つのプロダクトが1つのニーズに応えるだけではなく、より多層的なニーズに応えたり、より高度に応えるように発展をしてきました。

動画では、実際に例を挙げて解説をしていきます。

プロダクトの構造

プロダクトは「便利のまとまり」を提供します。

顧客は音楽を楽しみたいと考えた時に、ただ音楽を聴けるだけではなく「快適に聴けること」もプロダクトに期待しています。

例えばスマートフォンにダウンロードした音楽データは、何度でも再生することができます。一度消したとしても、再ダウンロードをすれば再生することが可能です。もう一度支払いをする必要はありません。

これは音楽を聴く体験そのものではありませんが、快適に音楽を楽しむためには不可欠な要素です。この要素は「間接的な要素」であると言えます。

このように、プロダクトには顧客のニーズに応えるために実現手段を直接提供したり、間接的に支えたりと、様々な便利がまとまっています。

これらの便利のまとまりに名前付けされたラベルが「製品名」です。顧客は製品そのものだけではなく、その周辺の期待も含めてプロダクトを認識しているのです。

体験価値、中核要素、間接要素の構造の関係性とは

プロダクトの体験価値、中核要素、間接要素には構造の関係性を見出すことができます。
スマートフォンの音楽アプリを例にとって解説をしていきます。

「製品名」は便利のまとまりに名前が付いたもの。
「体験価値」はニーズが満たされた状態(例えば音楽を楽しむ体験そのもの)。
「中核要素」は体験価値を実現する不可欠な要素で、これには音楽データの購入や再生が該当します。
「間接要素」は快適な体験を支える要素で、購入前の試聴や再ダウンロードなどが該当します。

この「体験価値」「中核要素」「間接要素」の構造は、プロダクトの宣伝パンフレットの掲載順序からも見出すことができます。

動画ではファミリー向けカメラのパンフレットを例に、この3つの要素についてさらに解説していきます。

プロダクトは変化する

プロダクトは顧客を理解したり、他社と競争をすることによって変化します。

もはや私たちの暮らしに不可欠となった、インターネットで買い物ができるECサービス。実は2000年前後では返品を受け付けないECサービスが多々存在していました。

手軽に注文ができたとしても、返品のできないサービスでは不安でなかなか使うことができません。

そういったユーザーからの不安や要望を取り入れ、不安や不便を解消したサービスのみが今も生き残っています。これがプロダクトの変化です。

要素の変化を考える

以前のスマートフォンの音楽アプリでは、聴きたい曲を一曲ごとに購入するというサービスが主でした。しかしサブスクリプションの台頭により、月額定額の聴き放題が現在は主流となっています。

この変化に伴い、音楽の聴き方も変わっていきました。

今までは自分で探して選んだ曲を聴くだけでしたが、今では何万もの曲の中から気に入りそうな曲をアプリが提案して来て、それを聴くといったことも可能になりました。これは聴き放題だからこそできるサービスですね。

この例を踏まえて、動画では「掃除機」「デジタルカメラ」について、体験価値、中核要素、間接要素の充実や変化について解説しています。

またこの解説を踏まえ、ぜひ自社プロダクトの体験価値、中核要素、間接要素の変化についても考えてみてください。

体験価値と要素の関係の変化を注視していく

製品の変化は、必ずしも顧客にとってよい変化になるとは限りません。

新製品を開発したり、新機能を追加しても、顧客が求める「体験価値」と提供した「中核要素」と「間接要素」が噛み合っていなかったため、顧客が離れてしまうといった事例は無数にあります。

動画では具体的な例をもとに、顧客の求める体験価値の実現に向けて必要なことをお伝えしていきます。


プロダクトマネジメントで多くの実績を持つ 森 雄哉 さんの解説動画です。

株式会社witch&wizards(森 雄哉)ご紹介

https://www.facebook.com/wizards.na

https://note.com/mryy/n/n6f01561a6253

主な著書・執筆活動はこちら
https://wizard.booth.pm/

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