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ITストラテジスト試験、実務経験を積んでからの勉強方法

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2017年02月08日

ITストラテジスト試験は、経済産業省が主催する国家資格「情報処理技術者試験」の区分のひとつで、企業の経営戦略に基づき、情報技術を活用してビジネスを成功に導くCIOやCTO、ITコンサルタントを目指す人に最適です。難関試験ですので、ある程度の実務経験を活かして挑戦した方が有利でしょう。

試験内容と勉強方法

おススメ参考書

・ITストラテジスト完全教本 2012年版―テキスト&問題集の決定版!
・過去問WEB問題集 情報処理技術者試験 合格への道

午前1 四肢択一(50分・30問)

ITに関する総合的な知識を問う問題が出題されます。出題傾向は過去問や問題集とほぼ同じです。応用情報に先に合格しておけば、2年間は試験が免除されます。まずは応用情報に合格し、それからITストラテジスト試験を目指すのもひとつの方法だと思います。

午前2 四肢択一(40分・25問)

主にストラテジー、マネジメント系より出題されます。25問と出題数は少なく、出題傾向は過去問や問題集とほぼ同じですので問題集の問題をすべて覚えて臨みましょう。

午後1 記述式(90分・4問中2問解答)

専門知識や考え方を問われる文章問題が出題されますが、解答のヒントは問題文の中にありますので注意深く問題に取組むことが重要です。出題される問題は一定のパターンがあり、問題集にある3パターンほどの問題を解けるようになるとよいでしょう。

勉強方法は、問題集の午後1の問題から4問ランダムで選び、試験時間と同じ90分で解く訓練を行います。間違った問題、苦手な問題は繰り返し説き直しを行い解答までのプロセスをきちんと把握しておきましょう。

午後2 論述式(120分・3問中1問解答)

試験の山場であり時間もかなりシビアとなりますが、実務経験が最も活かされる領域です。この試験では論述の対象となるプロジェクトの情報を自分で定義することができ、過去に携わったプロジェクトの経験をアウトプットすることができます。

自身の経験を自分だけでなく、上司やお客様の立場も想像しながら、「ITストラテジストとして」どういった判断を下すのかなどをストーリーとして構築しておくとよいでしょう。また、論文は手書きでの作成となるので、手書き文書の作成から遠ざかっている人は特に訓練が必要です。

最後に

ITストラテジスト試験は難関ですが、実務経験を問題と結びつけることにより、短時間で効率的に学習を進めることができます。隙間時間を有効に活用して合格をつかみましょう。

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