2018年08月24日
プロジェクトマネージャ(PM)試験は、経済産業省が主催する国家資格「情報処理技術者試験」の区分のひとつ（スキルレベル4）で、「高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト計画を立案し、必要となる要員や資源を確保し、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する者」を対象者像として規定しています。
高度情報処理技術者試験の最難関として名高く、情報処理技術者試験の中で最も合格率が低い(前回13.4%)IT業界の花形とされている資格です。
プロジェクトマネージャ資格、合格者の声
合格者の声１ 勉強時間について
会社勤めでもあるので、仕事と両立させるために以下のように勉強時間を割り当てました。
- 平日の帰宅後
仕事を終えた後では疲労も蓄積していますので、集中力が持続する90分を目安として学習を進めました。
- 平日の出社前
出社前の45分間を学習時間に充てました。短時間で集中して取り組みます。
- 週末
翌週の本業の備えた休養も必要ですので、土、日で各3時間程度を学習時間としました。また平日の学習に遅れが出た場合、それを取り返す時間も設けました。
合格者の声2 使用したテキスト
テキスト選択は、「説明や解答に無駄がなく簡潔にまとめられているもの」「受験テクニックについて多くのページを割いているもの」をポイントにしました。多くのテキストに手を出すよりも最小限に絞る方が効率よく学習が進められました。
- 翔泳社 AN・PM・AE共通午前2007年版／松原敬二著
- リックテレコム 情報化と経営攻略ハンドブック／切通博朗著
- 翔泳社 プロジェクトマネージャ2007年版／三好康之著
- リックテレコム プロジェクトマネージャ合格論文集／斉藤登志勝著
合格者の声３ 勉強方法について
- 午前試験対策
過去問を解き、間違った問題は繰り返し解き直して全て答えられるようにします。
- 午後1試験対策
過去問やテキストの問題を解き進めていくと解答に決まったパターンがあることに気付きます。解答パターンをきちんと把握しておきます。
- 午後2試験対策
テキストや過去問のサンプル論文を参考にして、どの部分が出題の要求を満たしているのか、解答として適切なのかを確認しましょう。いくつかパターンで論文を書けるようにしておきました。
最後に確認して欲しいポイント
IT資格試験に合格することも大事ですが、それがゴールではありません。何より優先されるべきことは実務レベルで何ができるかです。ただ単に合格のためだけでなく、実務にどう活かすかを念頭に入れて勉強をしていきましょう。
